長年、ウェブデザイナー、コーダーや企業のセキュリティ担当者らを悩ませたInternet ExplorerをWindows 11で起動する方法が発見されました。
Windowsデフォルトブラウザーとして、人々のPCで重要なポジションを保持し続けたInternet Explorerは、今年6月にようやくWindows 10でのサポートが終了したところでした。いまではほとんどの人のPCで代わりにMicrosoft Edgeブラウザーが起動するようになっているはずです。
また最新OSのWindows 11では、最初からEdgeがデフォルトブラウザーとして搭載されており、IEは利用できないと言われてきました(やむを得ない事情に対応するためのIEモードはサポート)。
ところが、このInternet Explorerを、本来インストールもされていないはずのWindows 11で起動する方法が、ReactOS開発者を名乗るTwitterユーザーXeno氏によって発見されてしまいました。
Xeno氏が明かした具体的な手順はつぎのとおり。
まずスタートメニューからインターネットオプションを検索、「プログラム」タブに移動し、「アドオンの管理」をクリックするとその下に「ツールバーと拡張機能」のラベルが現れるのでそれをクリックすれば、IEをWindows 11に召喚できるとのこと。この手順を踏むことで、なぜかWindows 11によるIEの起動コマンドをEdgeに振り返る処理がバイパスされるようです。
いまはWindows 11ユーザーながら、ウェブサイトの表示や処理での非互換性、セキュリティまわりの終わりない脆弱性、古くさいUIなど、いろいろな意味で思い出になっているあの頃のブラウザーをもういちど味わいたい方々は、どうぞご自由に(自己責任で)お試しください。