ソニー傘下のゲームスタジオNaughty Dogが、3月4日を予定していたPC版『The Last of Us Part I』リメイク作の発売日を3月29日に延期することを明らかにしました。
ポストアポカリプスな世界を描いた『The Last of Us』のオリジナル版は、2013にPS3向けとしてリリースされ、その翌年にはPS4向けHDリマスター版を発売。大ヒットを記録し、数々の賞を受賞した傑作ゲームになりました。
2020年にはPS4で続編の『The Last of Us Part II』を、2022年9月には第1作をフルリメイクした『The Last of Us Part I』をPS5独占タイトルとしてリリースしています。
『The Last of Us Part I』はPS5世代のゲームエンジンを採用して、特にビジュアル面を大きく改善。ほかにもゲームプレイの修正、キャラクターモデルの更新、照明効果の改善、さらにDual Senseコントローラーのアダプティブトリガーや触覚フィードバックのサポートなど、隅々まで手が入り、まったく新しくなったと言っても良い出来栄えの作品に仕上がっています。
そして、Naughty Dogは2022年12月に、このリメイク版『The Last of Us Part I』のPC対応バージョンを発売することを発表、発売日を2023年3月4日と告知していました。
Naughty Dogは延期を知らせるメッセージのなかで「『The Last of Us Part I』のPC版を最高の状態で提供できるようにしたいと考えている」「この追加の数週間で、PC版『The Last of Us』を皆様の期待に応えられるような作品に仕上げることができる』と述べています。
どこかに追加で手を加えるためなのか、何か作業工程上の問題があったのかなど、その理由は示されていないものの、PCでこのゲームをプレイすることを待ち望むファンは、さらに3週間半待たされることになります。
ただ、日本では現在U-NEXTの独占でドラマ版『The Last of Us』が毎週配信されています。全9話構成のシーズン1は、記事執筆時点でエピソード3までストーリーが進んでおり、その最終回は3月13日の予定。ファンはドラマを楽しみならPC版の発売を待ち、ゲームがリリースされれば、ドラマと内容を比較しつつゲームを楽しむことができそうです。