『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』ゲーム映画化史上最高のスタート。2023年最大のヒット作予想も

ゲーム Nintendo
Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

特集

任天堂とイルミネーションの映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』が、米国で4月5日から公開されました。公開後5日間の全世界興行収入は3億6800万ドルとみられており、2023年最大の観客動員数を誇るヒット作になるとの予想もあります。


初日の全米興行収入は5500万ドルを記録し、アニメ映画としては『インクレディブル・ファミリー』(2019年)に次ぐ歴代2位。そして公開後5日間の全米興行収入は1億9500万ドル以上+海外では1億7300万ドルで、『アナと雪の女王2』(3億5800万ドル)を抜き、アニメ作品のなかで歴代トップのスタートを切った模様だとHollywood Reporterが伝えています。

もちろん、ビデオゲームの映画化としては史上最高のオープニングを飾ったことになります。本作の初日3日間の興行収入は全米1億37000万ドルと見込まれていますが、これ以前のNo.1は『ソニック・ザ・ムービー』の5700万ドルであり、その前は『名探偵ピカチュウ』の5430万ドルでした。

最新のスーパーマリオ映画では、マリオとルイージ兄弟はブルックリンの配管工という設定ですが、これは実は1993年の実写版『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』と同じです。今回ドンキーコングの声を演じたセス・ローゲンは11歳の時に見た先代の映画化を振り返り「とてもがっかりした。映画ってダメにもなるんだなって思い知らされた気がした」としつつ「あのときの悔しさを晴らせるのはうれしい」と語っていました。

最新版スーパーマリオ映画につき、映画評論サイトRotten Tomatoesでの批評家スコアは56%に対して、一般客の好評度は96%とかけ離れています。

とはいえ、どちらも「超ノスタルジック」や「原作に忠実」「ゲームプレイを再現」に主軸があることは一致しているようであり(映画としての評価が割れている)、スーパーマリオ原作ファンは期待を裏切られることがなさそうです。日本での4月28日公開を、楽しみに待ちたいところです。


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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《Kiyoshi Tane》
Kiyoshi Tane

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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