BANDAI SPIRITSは23日、1000点超のガンプラ取説がウェブで閲覧できる「WEB取説」をバンダイ ホビーサイト内に開設しました。
絞り込みは商品名/品番/JANコード、発売年月やブランド、作品名(アニメ化されていないガンダム・センチネル含む)により可能。検索結果は発売日の新しい順/発売日の古い順/ブランド順にソートできます。
特に「いつから、いつまでのガンプラ」と明らかにされていませんが、絞り込みなし/発売日の古い順で検索すると、23日17時30分時点では、最古のものが1995年7月発売のMG1/100 RX78 ガンダムのようです。もっとも、数十分前には1996年4月発売のMG 1/100 Zガンダムがトップに来ていたため、順次追加されているのかもしれません。
かつてのガンプラの魅力は、プラモ本体もさることながら、取説に詰め込まれた情報量の膨大さにありました。アニメ本編では深く語られることのないMS(モビルスーツ)開発秘話や、それぞれのMS設計思想や戦場での活躍あるいは失敗など、凄まじい熱量がこもったテキストは今観ても圧倒されるほどです。
特にホビー誌の連載等から生まれたMSV(アニメに登場しないMSバリエーション)の取説は、当時としては存在を支えるものが「設定」と「テキスト」しかなかっためか、もう1つの宇宙世紀が紡がれていたという感慨さえあります。MG 1/100 シン・マツナガ専用ザクⅡやMG 1/100 FA-010A FAZZ等の微に入り細をうがった設定は、一読の価値があるでしょう。
推奨環境はスマートフォン、タブレットであればiOS 16.0以降/safari最新版およびAndroid OS 12.0以降/Google Chrome最新版とのこと。もちろんWindows PCやMacでも閲覧できます。
紙の取説にビッシリと書き込まれたテキストは、当時の老眼ではなかった若者の視力にも優しいとは言えませんでした。大型ディスプレイで画像を拡大しつつ読める現代は、ガンプラの取説にとっても幸せな時代かもしれません。