サム・アルトマン氏、OpenAIに復帰せずマイクロソフト入り。新・暫定CEOにはTwitch共同創業者エメット・シア氏

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Munenori Taniguchi

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OpenAIの共同創設者兼取締役のイリヤ・サツケヴァー氏は、解任したCEOサム・アルトマン氏は協議の末OpenAIに戻らず、将来の復帰予定もないことを明らかにしました

また新たな暫定CEOには、動画配信サイト「Twitch」の共同創設者であるエメット・シア氏が就任すると述べています。

複数の情報筋によると、シア氏の暫定CEOへの就任は、アルトマン氏復帰の条件として退任を突きつけられていたOpenAIの現取締役会4名がこの要求を拒否した後に決定。現暫定CEOのミラ・ムラティ氏はアルトマン氏支持の姿勢を示していることから、わずか3日間でこの会社に3人目のCEOが誕生することになりました。

なお取締役会はすでにOpenAIの従業員に対しアルトマン氏を解任することが、この会社の「幅広く有益な」人工知能の実現に向けた「ただひとつの道」だと通知されたとしています。


シア氏の暫定CEO就任の発表によって、一連の騒動は終止符が打たれるのかもしれません。ただ、日曜日にアルトマン氏と元社長兼取締役会長のグレッグ・ブロックマン氏を呼んで協議を行うきっかけになった、マイクロソフトを含む投資家たちからの圧力や、大勢の従業員がアルトマンの復帰がないのであれば辞職する意思を示している件が、今後どのように推移するのかは気になるところです。少なくとも、アルトマン氏が設立するとうわさされる新会社へ、投資家の一部や従業員たちが流出する事態が起こる可能性は高まったと言えそうです。

アルトマン氏は日曜の朝、呼び出されOpenAI本社で、ゲストパスを手に、これを身につけるのは「今回が最初で最後だ」と発言、CEOに戻るにしても、戻らないにしても二度とゲストとしてはここに来ることはないことを示唆していました。

しかし、アルトマン氏らの今後の行く先は、マイクロソフトのサティア・ナデラCEOのXへの投稿で明らかになりました。アルトマン氏と同じくOpenAIを退社したグレッグ・ブロックマン氏らとともにマイクロソフトの新しいAI研究チームを率い、アルトマン氏はナデラCEOの投稿に「使命は続く」とリプライしています





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《Munenori Taniguchi》

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