招待制を終了し誰でも参加可能になった分散型SNS「Bluesky」は、一般公開から約1日で100万人以上がこのサービスに新規登録したことを明らかにしました。総登録者数は記事執筆時点で420万人を超えています。
BlueskyのようなTwitter風SNSとしては、Metaが提供する「Threads」もあります。Threadsはオープン当初から爆発的にユーザーを獲得したことで話題にもなりました。
Metaは今月初め、2023年第4四半期の業績報告で、Threadsの月間アクティブユーザーは1.3億人に達したと発表しています。
Threadsに比べると、Blueskyは昨年9月に100万人、11月に200万人、今年1月上旬に300万人と、緩やかなペースで成長してきました。
これは少人数による運営体制であることや、分散型SNSの基礎となるATプロトコルの開発を重視して、招待制を採用していたため。
とはいえこれまでにはインフラの強化やカスタムフィードなどUI強化、モデレーション機能などの追加といった改良も行われています。
また、今月中にもATプロトコルを使用したフェデレーション機能の実験的な初期バージョンが公開予定です。
晴れて一般公開となったBlueskyには、オープンを待ちわびていたユーザーがこぞって流入しているようで、Blueskyの公式アカウントは、アナウンスからまる1日強が経過した時点で100万人を超える新規ユーザーを獲得したと投稿しています。
Threadsの場合は、オープン直後に数千万人が登録のために殺到しましたが、その後一時的に新規登録のペースが鈍る時期もありました。Blueskyも新規登録が一巡すれば、ユーザーの増加ペースは鈍ると考えられます。
それでも、今後しばらくはXやThreads、またはMastodonなどからユーザーが流入してくることが考えられ、それらのSNSに比べてBlueskyの持つカスタマイズ性や、雰囲気などを気に入るユーザーが多ければ、以後も規模を拡大していくことができるかもしれません。