XREAL Beam Pro発表、3万2980円から。3Dカメラ搭載、ARグラス専用の「空間コンピューティングデバイス」

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Ittousai

テクノエッジ編集長。火元責任者兼任 @Ittousai_ej

XREAL Beam Pro発表、3万2980円から。3Dカメラ搭載、ARグラス専用の「空間コンピューティングデバイス」
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ARグラスのXREALが、専用の「空間コンピューティングデバイス」XREAL Beam Proを日本国内向けに発表しました。

XREAL Beam Pro は、XREALのARグラス、いわゆるサングラス型ディスプレイと接続して使うAndroidデバイス。

要はXREALがカスタマイズしたAndroidスマートフォンで、XREALのグラスと接続して使う前提でOSやソフトウェアを最適化した製品です。

専用端末としてスマホを解放するだけでなく、ハードウェア的にもARグラスに最適化した点が特徴。

最大の特徴は、レンズ間距離が50mmと広い50MPデュアルレンズの「3D空間撮影カメラ」を搭載すること。要は銀塩カメラの時代から脈々と作られてきたステレオ3D撮影カメラです。

iPhoneを始め他社のスマホでも「空間ビデオ」や「空間写真」は撮影できますが、他社スマホのマルチカメラのレンズ間距離が19mmや23mmなど狭いのに対して、XREAL Beam Pro は人間の眼の瞳孔間距離(IPD)と近く、自然にはっきりとした立体感のある空間写真・空間ビデオが撮影できます。

ステレオ撮影を前提として同一レンズ・センサの50MPカメラを採用したこと、出荷時にナノレベルのキャリブレーションを施すこと、他社の空間ビデオ撮影に対して撮影できる明るさや、手ぶれ補正などで優位をうたいます。

撮影した空間ビデオ・空間写真は、XREAL Air 等を接続してネイティブに再生して、気軽に立体感のある動画や写真を楽しめます。

ハードウェア的なもうひとつの特徴は、USB-C端子を二つ搭載すること。

XREAL Air などのARグラス、あるいは有線型のサングラス型ディスプレイは本体にバッテリーを内蔵せず、USB-Cケーブルで接続した端末から映像信号と電力供給を受けて作動することから、一般的なスマホでは電力が減るばかりで、USB-C端子が塞がってしまい充電しつつ使えない問題がありました。

XREAL Beam Pro では、片方で給電しつつ、 バッテリー切れを気にせずARグラスを利用できます。

OSはAndroid 14ベースの「NebulaOS」。XREAL ARグラスにネイティブ対応するようカスタマイズしていますが、Google Playにも対応しており、Netflix 等々のストリーミングアプリ、PS5 や Xbox のリモートプレイアプリ、Androidゲームまでネイティブに動きます。

価格は6GB+128GBモデルが3万2980円、8GB+256GBモデルが3万9980円。XREAl Air とセット購入で10%オフ、グラスをすでに購入したユーザーには5%オフといったキャンペーンも実施します。

デバイスとしてはいわゆるスマホですが、SIMはささらずセルラー通信には非対応。基本的にはWiFiで使います。

5G対応モデルも海外ではラインナップしており、日本国内でも予定はあるものの、当初はWiFiモデルのみを先行予約するとのこと。

ステレオ3D動画あらため「空間ビデオ」や空間写真の撮影と鑑賞は、Appleが空間コンピュータVision Proの看板のひとつにするほどインパクトが大きな用途ですが、撮影できるデバイスは今のところ非常に限られています。

iPhoneであれば15 Pro など一部の端末が必要なところ、3万2980円で専用端末として使えるならば、なつかしのステレオカメラの最新版として購入するのもありかもしれません。


《Ittousai》

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