Adobe MAXイベントにあわせて、アドビが動画生成AIモデル『Adobe Firefly Video Model』のベータ提供開始を発表しました。
Adobe Firefly Video Model は、今年9月にプレビュー公開していた機能。
既存の動画を生成した動画で延長する、テキストプロンプトから全く新しい動画を生成する、参照画像とプロンプトを組み合わせて静止画を動かすといった使い方ができます。
Firefly Video Model は、本日よりウェブアプリのAdobe Firefly にベータ版のモジュールとして提供。「テキストから動画生成」「画像から動画生成」が利用できます。
動画生成モデルとしての特徴は、カメラのアングルや動き、ズームなどを指定した制御がしやすいこと。
プロンプト:木製のテーブルの上の「PLAY」という文字を、2Dのカラフルな羊毛や毛糸でストップモーションアニメーション化。ゴージャスで柔らかな日差しが室内を照らしている。色は鮮やかで、素材は柔らかく、魅力的。
加えて、動画編集アプリ Premiere Pro (ベータ)では、既存のクリップを延長する「生成拡張」機能が使えるようになります。
「生成拡張」で既存のクリップを延長することで、編集で生じたギャップを埋める、トランジション用の追加の尺を稼ぐ、オーディオとタイミングをあわせるといったことが手軽に可能になります。
Adobe Firefly Video Model は、アドビの生成AI技術 / サービス Firefly の従来モデルと同様、Adobe Stock からの権利処理済み素材や、パブリックドメインの素材から学習しているため、企業が安心して利用できる点を強調しています。