NHKが特番だったゲーム教養番組『ゲームゲノム』をレギュラー放送化します。10月5日(水)23時からの初回は『ワンダと巨像』『人喰いの大鷲トリコ』回、出演は本田翼・山田孝之とゲームデザイナー上田文人。
NHKの『ゲームゲノム』は、公式の番組紹介いわく「ゲームを「文化」として捉え、名作の魅力を深掘りする教養番組」。
逆に文化じゃなかったら何だ?自然現象か??と訊き返したくなりますが、21世紀も20年を過ぎてようやく音楽や伝統芸能と同じ教養番組枠で扱うことが許されるNHK的「文化」と判定されるようになったのは、NHKにとっては良いことです。
それはさておき、10月5日23時からのレギュラー放送化第一回は、タレントの本田翼・山田孝之氏がゲームをプレイしつつ熱く語る内容とのこと。
『ICO』『ワンダと巨像』『人喰いの大鷲トリコ』で知られる上田文人氏も出演します。
ICOが2001年、ワンダが2005年、表に出ている最後の作品であるトゥリコー!が(プラットフォーム変更や作り直しで延期を重ねつつ)2016年と寡作なために、あまり表に出ない芸術家のイメージがある上田氏ですが、ゲームクリエイターにはつきもののメディアインタビューはもとより、開発者向けの講演やトークイベントなどでも積極的に発信しています。
現在はソニーを退社して設立したスタジオ genDESIGNで、Epicとパブリッシャー契約を結んだ新作を開発中。
『人喰いの大鷲トリコ』はPS Plus上位プランの遊び放題カタログに含まれるほか、PS5ユーザーならばPS PlusエッセンシャルでもPS4名作を集めた『PS Plusコレクション』の一部としてプレイ可能です。
『ICO』はPS Plusプレミアムの特典「クラシックスカタログ」でPS3版をストリーミングでプレイ可能。『ワンダと巨像』はPS4リメイク版がPS Plusエクストラの遊び放題「ゲームカタログ」に入っています。
(PS Plusは上からプレミアム・エクストラ・エッセンシャルで松竹梅の順番。
従来のPS Plusが「エッセンシャル」、PS4・PS5の定額遊び放題もあるのが「エクストラ」、旧作ストリーミングも含めた定額遊び放題「クラシックスカタログ」やストリーミングもある全部入りが「プレミアム」。要はプレミアムに入れば全部遊べます。)
ゲームゲノムが昨年のパイロット版で採り上げたゲームは小島監督の『デス・ストランディング』。レギュラー放送化した今後の放送予定は『ペルソナ』シリーズや逆転裁判、ダークソウル等で全10回予定。
「文化としての(ビデオ)ゲーム」を語る際の初手になりそうなメーカーや作品ではないのが逆に新鮮です。