ハリウッドの映画プロダクションA24とコジマプロダクションが製作を進める、人気ゲーム『Death Stranding』映画化作品の監督に『クワイエット・プレイス:DAY 1』やニコラス・ケイジ主演『PIG/ピッグ』で知られるマイケル・サルノスキの起用が決まった模様です。
エンタメ情報サイトDeadlineによれば、サルノスキ監督は脚本も担当し、プロデューサーにはA24作品『ボーはおそれている』の監督アリ・アスターや同作のプロデューサー、ラース・クヌードセンらが名を連ねています。
原作となる人気ゲーム『Death Stranding』は、元コナミの人気ゲームクリエイター、小島秀夫氏が独立して立ち上げたコジマプロダクションの処女作。
保護主義的な政策によって国境に壁を築くと宣言した大統領の就任後に発生した、世界的な超常現象やBT(Beached Things / 座礁体)と呼ばれる怪異によって崩壊したアメリカ合衆国を舞台とし、そんな状況でも人々の生活を支えるために、危険を顧みず最低限の物流を維持する配送業者たちが主人公という、かなり奇抜な設定の作品です。
ゲームとしては、小島監督お得意のステルスゲームの側面が強いため、ほとんどの敵(BT)とは必ずしも戦闘をする必要がないのも特徴的。険しい山や川を越えて目的地を目指すウォーキングシミュレーターとして、その道中のさまざまな風景を楽しむだけでも十分に遊べる作品です。
一方で、ノーマン・リーダスやレア・セドゥ、マッツ・ミケルセンをはじめとする豪華キャストが織りなすドラマチックなストーリーも、難解な部分がありつつ重厚で、ストーリーの理解を深めるべく、2度3度とプレイし直したという人も多いことでしょう。
続編となる『Death Stranding 2: On the Beach』も、6月26日の発売がすでに発表済みです。先日公開されたプレオーダートレイラーは、小島監督の手によってまるで映画の予告編のように仕上げられ、プレイヤーたちの期待をパンパンに膨らませていました。
なお、実写映画化にあたってのキャスト選定などはまだこれからの段階です。とはいえ、ノーマン・リーダスら主要キャストは原作ゲームと同じになることを誰もが期待していることでしょう。
映画でも、地面から湧き出るタールまみれのBTにやっぱりあの人が混ざっているのかどうか、少しだけ期待して続報を待ちたいところです。
