Twitter が最長4000字の長文ツイート投稿に対応しました。
有料プラン Twitter Blue加入者限定の機能として、まずは米国のユーザーから利用可能になります。
長文投稿はTwitter が長らく準備していた機能。長文ツイートはTwitterアプリやウェブ上で通常のツイートと同じように見え、Twitter Blueに加入していないユーザーでも全文を読むことはもちろん、リツイート・引用ツイート等もできます。
4000字もタイムラインに流れたらスクロールが大変!とならないよう、長文ツイートも最初は通常ツイートと同じ最初の280字のみが表示され、「さらに表示」Read More... をタップすると残りが読めるようになります。
Twitter Blueの特典としては長文ツイートのほか、最長1時間の動画を投稿する機能も提供しています。
CEOのイーロン・マスクは、Twitterが他のあらゆるアプリの要素を含んだワンストップの「スーパーアプリ」となることを目指しており、長尺動画の投稿を可能にすることでYouTubeなど外部サイトにユーザーを逃さず、広告収益を高める狙いがあります。
今回の長文ツイート機能も、告知や拡散にはTwitterを使いつつ、本題のコンテンツ自体(と広告収益)は外部サービスに逃げてしまう状態を変え、ブログサービスやFacebookにホストせずTwitter上に留める効果があります。
Twitter は短文投稿以外の要素を取り込みつつ、人気ツイートのスレッドに広告を挿入し、投稿したユーザーに収益の一部を還元するレベニューシェア施策も拡大中です。
「おすすめ」タイムラインと同様、とにかくユーザーに長時間Twitterアプリを利用させ、外部に出さないことで、広告収益の改善を図る動きの一貫といえます。
一方で、収益のほとんどを広告に依存する状態からの脱却を目指した Twitter Blueは、青い認証バッジを目玉に売り出したものの、加入者の伸び悩みが伝えられています。
長文投稿やツイートの編集、長尺動画の投稿など、新機能や使い勝手改善はTwitter Blue特典とすることでまずは、サブスクリプション収入の増加を図る意味もあります。