X(旧Twitter)のオーナー、イーロン・マスク氏は、Xのサービスがこれまで使用してきたドメインである「twitter.com」から「x.com」に移行したことをXへの投稿で明らかにしました。
マスク氏は「すべてのコアシステムがX.comになった」と述べています。記事執筆時点で、ブラウザーからXにアクセスすると、ウィンドウ下部に「XのURLが変更される予定です。ただし、プライバシーとデータ保護の設定は変わりません」と表示されます。またログインしていない状態ではデフォルトの背景色が黒に変わっています。
1年ほど前にTwitterはXに名称が変わりました。ロゴマークに描かれた空に羽ばたく青い鳥もどこかへ飛び去り、ツイートはポストと呼ばれるようになっていましたが、それでもブラウザーからこのSNSを利用する際にはx.comにアクセスしてもtwitter.comにリダイレクトされていました。それが今後は、twitter.comからx.comにリダイレクトされるようになります。
昨年、マスク氏は「X」という名称はeverything app (万能アプリ)であることを意味するとし「誰にとっても信頼できるデジタルタウンスクエア」になると説明していました。
また、現CEOのリンダ・ヤッカリーノ氏は「Xは、オーディオ、ビデオ、メッセージング、支払い/銀行業務を中心に、アイデア、商品、サービス、機会のためのグローバルなマーケットプレイスを創造する、無制限なインタラクティビティの未来の形だ」と述べていました。
なお、ウェブサイトやブログなどへ投稿を埋め込むHTMLコードについては、記事執筆時点で確認してみたところコード中のURLに「twitter.com」が引き続き使用されており、これまでに埋め込まれた投稿が表示されなくなったりすることはなさそうです(下は冒頭に貼り付けたマスク氏の投稿の埋め込み用コード)。
<blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">All core systems are now on <a href="https://t.co/bOUOek5Cvy">https://t.co/bOUOek5Cvy">https://t.co/bOUOek5Cvy</a> <a href="pic.twitter.com/cwWu3h2vzr
&mdash">https://t.co/cwWu3h2vzr">pic.twitter.com/cwWu3h2vzr</a></p>— Elon Musk (@elonmusk) <a href="May">https://twitter.com/elonmusk/status/1791351500217754008?ref_src=twsrc%5Etfw">May 17, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script></blockquote>
また今回のURL変更により、使用しているブラウザーでトラッキング防止機能やプライベートモードを使用するなど、セキュリティを強化する設定にしている場合、設定内容によっては正しくページが読み込めないケースがある模様です。もしX.comでのアクセスに問題がある場合は、ブラウザーの設定をデフォルトに戻すなどしてみると良いかもしれません。