Apple Watch Ultraの新世代モデルは年内発売?一部パーツは3Dプリント製造と著名アナリスト予測

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Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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アップルの最上位スマートウォッチ「Apple Watch Ultra」は、初代の製品が昨年9月に発売されたばかりです。

Apple Watchの標準モデルSeries nは毎年新しい製品を発売する一方、安価な Apple Watch SEは初代が2020年、第2世代が2022年と間があり、Ultraも毎年新しくなるかは分かりません。

そんななか、アップルの未発表製品に詳しいアナリストが、第2世代Apple Watch Ultraは今年(2023年)後半に発売され、チタン製パーツの一部が3Dプリント製造になると主張しています。

著名アナリストMing-Chi Kuo氏は、最新の調査に基づいた「2H23(2023年後半)Apple Watch Ultraの機械パーツが3Dプリント技術を採用」というブログ記事を公開しました。第2世代Ultraモデルが今年秋に登場することは、アップルの社内事情に詳しいMark Gurman記者も予想していることです。

Apple Watchの機械部品、つまり「物理的に動くパーツ」と言えば、デジタルクラウン(竜頭)とサイドボタン、アクションボタン等が含まれると思われます。現時点では3Dプリントで作った機械パーツは後工程(製造工程の後半)ではCNC機械加工をする必要があるものの、それでも製造時間を短縮し、コストを削減できるとのことです。

なぜ、Apple Watch Ultra第2世代が今年後半に出るかどうか不透明なのか。それは「まだUltraモデルの世代交代サイクルが分からない」ことの他に、有機ELに代わってマイクロLED画面を採用したモデルが2024年か2025年に登場するとの予想が相次いでいたからです。

上記のGurman記者も、アップルが6年かけてマイクロLED技術を自社開発してきたとして、2024年末のApple Watch Ultra後継モデルに投入する見通しだと報道。有機ELよりも輝度や色再現性、視野角も良くなっていると述べていました。

また、未発表iPhoneやiPadの画面仕様を的中させてきたディスプレイ専門アナリストRoss Young氏は、マイクロLED搭載のApple Watchが2025年に発売されるとの趣旨をツイート。LGディスプレイがApple Watch用マイクロLEDバックプレーン製造の小規模ラインを構築していると主張していました。

iPhoneにせよApple Watchにせよ、後に登場する新世代モデルの方が基本的には優れています。来年なのか再来年なのか更に先か分からない新方式ディスプレイのマイクロLEDモデルを待つか、それとも数ヶ月待てば登場する可能性が高い第2世代モデルを買うか、悩みどころとなりそうです。


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《Kiyoshi Tane》
Kiyoshi Tane

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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