YouTubeは、有料プランYouTube Premium加入者限定の高画質モード「1080p Premium」をデスクトップ(Webブラウザ版)でも提供開始しました。
すでに手元のWindows 11+Chromeブラウザ環境でも、画質メニュー上で従来の「1080p HD」の上に「1080p Premium HD 拡張ビットレート」オプションが追加され、選択できます。
1080p Premiumは、1080p HD解像度で通常よりも高画質なEnhanced Bitrate(拡張ビットレート)バージョン。まず、今年4月にiOSでテストが開始されていました。
また6月には、当初は言及がなかったAndroidデバイスおよびAndroid TV機器でも、使えるようになったとの報告が相次ぎました。
YouTubeは1080p Premiumにつき「1080pのビットレート強化版で、ピクセルあたりの情報量が増え、より高画質な視聴体験が得られます」と説明していました。
ビットレートとは、1秒間あたりのデータ量のこと。一般的には高解像度・高フレームレートの動画ほど、高ビットレートにすることで画質が良くなります。YouTubeは「この強化された1080p品質設定は、特にディテールや動きの多い動画で、より鮮明でクリアに見えるようになります」としていました。
ちょうどYouTube Premiumは、米国等で値上げした後、日本でも月額料金を1180円から1280円、年間プランも1万1800円から1万2800円に値上げしたばかりです。新機能の追加は、値上げに説得力を持たせる意図もありそうです。