ドバイスポーツ評議会と英Gravity Industriesは、Gravityのジェットスーツを着用した選手が空中で速さを競い合う、世界初の試み「ジェットスーツレース」を2月28日に開催すると発表しました。
この空中レースは、ドバイ国際ボートショーの中の催しのひとつであり、ドバイハーバーとスカイダイブドバイの間に水上コースを設定して行われる予定です。
Gravityのジェットスーツは、燃料の入ったバックパックを背負ったパイロットが、両手にそれぞれ2発ずつのガスタービンエンジンを装着し、タービンからの噴射のバランスを取りながらまるで『アイアンマン』のように空中へと浮かび上がる仕組みになっています。
今回発表されたジェットスーツレースでは、パイロットが操作を誤って落水しても大丈夫なように、十分な浮力を備えた特別設計のスーツを着て競技を行うとされています 。
ジェットスーツを使用して飛行する様子は、端から見ればとても気持ちよさそうに見えますが、パイロットは自分の体重をガスタービンを持つ両腕で支える格好になるため、それなりの筋力が必要になります。このジェットスーツレースに参加する予定のアーメド・アル・シェヒ氏は現在、英国のGravity社で訓練を受けているとのこと。パイロットは他に7人が参加予定です。
Gravityの創業者でチーフテストパイロットでもあるリチャード・ブラウニング氏は「当社のグラビティレースシリーズは、F1よりもさらに直感的な興奮とドラマを約束します。当社は飛行とレースの展示を企画するだけではなく、競争と興奮の激しさを高めることも追求します」と述べています。
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