水道直結で自動給水に対応した「SwitchBot お掃除ロボットS10」発売

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山本竜也

20年務めた会社を辞めて、ガジェットなど好きなことをブログなどに書いて生きています。

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SwitchBotが、全自動給排水システムおよびリアルタイムモップ洗浄機能を搭載した「SwitchBot お掃除ロボットS10」を発売しました。価格は11万9820円。

水拭きに対応したロボット掃除機は、すでに珍しいものではなくなってきました。基本的な構造としては、ロボット掃除機本体に小さな給水タンクを取り付け、雑巾がけのように水拭きシートを引きずるタイプと、モップが回転し水拭きしつつステーションに戻って洗浄を行うタイプの2種類あります。

ただ、どちらも掃除の最中は汚れたモップで水拭きを行うので、吸引できなかった砂埃などを取り除くのには有効でも、汚れの種類によっては塗り広げてしまうという問題もあります。

これに対してS10は、噴出した綺麗な水でモップが拭き取り、モップに染みた汚水をワイパーで水切りし、本体の汚水タンクに貯めるという構造です。

モップローラーは掃除の最中も常に洗浄されているので、汚れを塗り広げてしまうということもなく、一般的なロボット掃除機には対応が難しいこぼしたジュースやコーヒーなども問題なく掃除できます。

▲奥側にあるのがモップローラー。ゴミの吸引自体は手前のローラーで行います。この辺りの構造は通常のロボット掃除機と同じです

そして、S10の最大の特徴となっているのが、水道に直結できる水交換ステーションの存在です。水拭き対応で、ステーションでモップの洗浄が行えるロボット掃除機の場合、汚水を捨てたり浄水を入れたりする手間があります。

この点、S10は水交換ステーションに水道を直結可能。また、汚水の排水も自動で行えるので手間がかかりません。上下水道が使える場所、たとえば洗濯機回りやキッチンのシンク近くなどに設置できますが、基本的には洗濯機の近くを推奨しています。

なお、水道や排水口にホースを取り付けるためのアタッチメントは一式付属しており、水道業者を頼まなくても設置は可能です。

水道近くに設置できない場合には、別売りの外付け水タンクを使用すれば、手動にはなりますが、浄水を貯めることが可能です。

また、この水交換ステーションに電源は必要なく、ロボット掃除機接続時に掃除機側から給電します。

ロボット掃除機自体は、水交換ステーションとは別に設置するゴミ収集ステーションで充電を行います。こちらのステーションでは、充電、ゴミ収集のほか、モップの乾燥も行います。

給水、排水、モップの乾燥などほぼすべてを自動で行えますが、ゴミ収集ステーションにたまったゴミだけは、手動で捨てる必要があります。ゴミは70日分を収集可能。

S10のもう1つの面白い機能として、水交換ステーションで浄水を本体タンク内に取り込み、それを2024年7月に発売予定の「SwitchBot 気化式加湿器Plus」に給水することも可能です。加湿器の水を入れるという手間を省いてくれます。

非常に便利そうなS10なのですが、水交換ステーションを洗濯機近くに設置するとして、ゴミ収集ステーションから行き来できる必要があります。洗濯機が洗面所・脱衣所にあるような場合は扉を開けておく必要がありますし、そもそもリビングの生活スペースは2階、洗濯機などの水回りは1階という家も多いでしょう。

こういったケースでは残念ながらフル活用は難しいのですが、このペースでロボット掃除機が進化していくと、数年後には扉を自動で開けたり、階段を上り下りしてくれるようになるかもしれません。

なお、「お掃除ロボットS10」発売記念キャンペーンとして、6月3日までS10が15%オフで購入可能。加えて、1万円相当の「アクセサリーセット1年分」または「SwitchBot S10用外付け水タンク」のどちらか1つが無料でプレゼントされます。

《山本竜也》
山本竜也

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