スマホのみならず毛玉取り器やボールペンなどライフスタイル商品でも話題のXiaomiが、モバイルアクセサリの王道(?)モバイルバッテリーの新製品を発売しました。
Xiaomi 22.5W Power Bank 10000mAh Liteは、USB-C x1 / USB-A x2端子で薄型15mmのベーシックなモバイルバッテリー製品。
最近は大容量のモバイルバッテリーも安くなりましたが、Xiaomi 22.5W Power Bank 10000mAh Lite は市場想定価格1880円というインパクトのある設定です。
格安ながら、単ポート22.5Wの急速充電、3ポート同時出力(15W)、USB PD や QC3+ など幅広い製品の急速充電規格に対応します。
細かいところでは、ワイヤレスイヤホンなど低電流でしか充電できない機器のための低電流モードにも対応。最新のUSB-PD充電器やバッテリーをつないでいたのに充電できない・勝手に切れている問題を防げます。
寸法は 148.4 x 73 x 15 mm、217g。特に超薄型や小型ではありませんが、15mm厚でスマホと重ねたりカバンのポケットに収まりやすいタイプです。USB-C充電ケーブルが付属。
出力の仕様は、
(USB-A)5V/3A、9V/2.23A、 12V/1.67A、10V/2.25A MAX
(USB-C)5V/3A、9V/2.23A、12V/1.67A、10V/2.25A MAX
(3ポート)5V/3A
1000mAh程度のモバイルバッテリーは無銘品も含めて格安でどこでも売っていますが、急速充電の出力は十分か、大出力を謳っていても USB-PD や QC などの規格対応で幅広い機器で使えるか、低電流モードはあるかなど、同じ価格や容量でも中身の良し悪しはかなり違ってきます。
さらにいえば、リチウムイオン二次電池という安全対策が必須の製品として、日本のPSE適合かどうか、過充電や過放電、温度管理、入力時の過電圧保護等々の対策はされているか、万が一のトラブル時にメーカーに連絡がとれるのか等々の問題も。モバイルバッテリー自体を充電するあいだ、人間がつねに監視するわけにもいきません。
名前にLiteがつくベーシックな製品であり、当然ながら仕様的に突出した点はなく、今ではどこでも作れるような仕様ともいえますが、安定して大量に全世界で、競争力のある価格で売れるのがシャオミの恐ろしさです。
なお、おなじシャオミの低価格モバイルバッテリーとしては、容量と最大出力が同じ Xiaomi 22.5W Power Bank 10000mAhも最近発売したばかり。
機能的な差としては、入出力兼用のUSB-Cケーブルが直付け(加えてUSB-C / USB-Aポートも各1の「C2A1」構成)、バッテリー自体の充電が速い(9V/2A充電器で満充電まで2.75時間、Liteは 約4.5時間)など、
ケーブル直付けは一般論としてはトラブルが怖いものの、USB-Cポートもあり、なによりさっと使いたい時にケーブルを取り出す・接続する手間がないのは正義。300円差が気にならなければこちらがおすすめです。
シャオミはこのほか、マグネットでiPhoneなどスマートフォンの背面にくっつくワイヤレス充電モバイルバッテリー Xiaomi 15W Magnetic Power Bank も発売しています。
最新のワイヤレス充電規格 Qi2 に対応しており、最大15Wで充電できる点が特徴。
USB-C端子もあり、スマホにワイヤレス給電したままバッテリー本体も充電できるパススルー充電に対応します。こちらは5480円。
Qi2 の15W対応で貼り付くモバイルバッテリーは出始めたばかりで、他社と比較しても競争力のある価格です。
シャオミ、iPhoneでも使えるQi2対応15Wワイヤレス充電モバイルバッテリーXiaomi 15W Magnetic Power Bank 6000mAh発売 | テクノエッジ TechnoEdge