Apple が AirPods / AirPods Pro / AirPods Max のサポートページを更新し、ファームウェアアップデートの(準備)手順を追加しました。
AirPods / AirPods Pro のファームウェアアップデート方法
手順は、
WiFiに接続した iPhone / iPad / Mac のBluetooth接続範囲にAirPodsがあることを確認
AirPodsを充電ケースに収めフタを閉める
充電ケースをケーブルで電源に接続する
充電ケースのフタを閉めたまま、最低30分間待つ
フタを開けて iPhone / iPad / Macに再接続、ファームウェアバージョンを確認
充電ケースがない AirPods Maxの場合、直接電源に接続する以外は同じです。
AirPods / AirPods Pro / AirPods Max のファームウェアバージョン確認方法
設定 > Bluetooth > デバイス名の横の( i ) をタップ。従来から変更はありません。
Macの場合もBluetooth設定から。
なぜいまさら?
AirPods は単なるイヤホンといえばイヤホンですが、Appleの強力なエコシステム連携のなかで、アップデートととも性能向上だけではない様々な新機能が加わってきました。
特に AirPods Pro 2は、2022年の発売以来、難聴のユーザー向けヒアリング補助機能、周囲の騒音レベルに応じて「聞こえるけれどうるさくない」に自動調整する適応型オーディオ、Siriの「返信しますか?」といった読み上げに頷いたり首を振って応答するヘッドジェスチャ機能など、新製品に買い替えることなく利便性が向上し続けています。
が、こうした新機能が加わることもあるファームウェアアップデートでも、iPhone や Mac のように設定から手動でアップデートする方法がなく、従来から「いつの間にかアップデートされるのを待つ」製品でした。
公式サポートページの「ファームウェアアップデートについて」でも、従来の説明は「ファームウェアアップデートは、AirPodsが充電中で、Wi-Fiに接続されているiPhone、iPad、またはMacのBluetoothの通信範囲内にある間に、自動的に配信されます。」 のみ。
今回のサポートページ更新でも内容自体は同じ。見出しを立て項目を分けて、ユーザーが探しやすいように、サポートコストを下げるため目立たせただけのようでもありますが、ケーブルを接続してケースも充電状態に、最低30分待て、は従来の説明にもありません。
(iPhoneのOSアップデート後、ケースを充電しなくてもAirPodsのファームウェア更新が来た記憶があるような気もしますが、充電残量が少ないとアップデートできませんと説明するよりシンプルという意味かもしれません)。