例年、ラスベガスで開催されるCES 2025にはスマートフォンやケータイを相手先ブランドで開発・製造するODM・OEMメーカーが多数、出展します。おもに低価格モデルの製造を手掛ける各社の製品から、市場のトレンドが垣間見えます。
QWERTYキーボード付きのスマートフォンは、ほぼ絶滅し、ClicksのiPhone用キーボードカバー程度が最近、話題になるくらいでした。そもそもスマートフォンは画面サイズが大きいので、ソフトウェアキーボードでも問題なく文字が打てます。一方、フィーチャーフォンは画面サイズが3インチ程度で、その下についている10キーでの長文入力はややつらいということもあり、まだキーボード付き端末が存在するわけです。
QWERTYキーボードを付けるとサイズが大きくなってしまうので、スライド式で普段は普通のケータイとして使えるモデルが主流。パッと見るとただのケータイですが、本体をスライドさせればキーボードが出てきます。実際に文字入力してみましたが、快適に文字を打てました。今時キーボードそのものを作るメーカーも減ったでしょうが、接点などのパーツも高精度化しています。
OEM・OEMメーカーの出展製品なので、実際に製品化されるかは不明ですが、新興国のメーカーからどこかの国で販売されるのでしょう。
こちらは、かなり小さい折りたたみ型。Galaxy Z Flipシリーズやmoto razrシリーズの人気にあやかり、フィーチャーフォンも縦折りモデルが出てきていますが、こちらはさらにひと回り小型。どうせフィーチャーフォンで大画面を乗せても使い道はないでしょうから、むしろ小型にすることで差別化を図るわけです。
本体を開けば2インチクラスの画面とテンキーが現れます。これはこれでサブケータイとして使いたくなりますね。
スタンドもあって机の上において時計代わりにもできます。スタンドをよく見るとbea-fonの表記が。同社はヨーロッパで低価格スマートフォンなどを展開しており、このモデルもFold 10 LTE (4G)として販売されています。
スマートフォンも手掛けていますが、チップセットはUNISOCで4G対応ながら性能はエントリークラスという製品が大半です。価格は売価で100ドルなど格安品が主流。新興国ではまだまだ「今からスマホにする」という消費者も多いので、激安なスマートフォンが求められています。
そして、こちらはスマートフォン用スタンド。海外の展示会ではこのようにOEM・ODMメーカーの製品を見るのがいろいろな発見があり、面白くてたまりません。
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