ティム・クックCEOの予告から1日後、アップルはiPad Airの新モデルを発表しました。
注目されたM4ではなくM3チップを搭載しての登場は、期待していた人にはやや残念かもしれませんが、A14 Bionic搭載のiPad Airより最大3.5倍、M1チップ搭載のiPad Airよりも約2倍高速だとアップルは述べています。
M3チップは、8コアCPUと9コアGPU、そして16コアのNeural Engineを搭載し、M1搭載のiPad Airと比べてマルチスレッドのCPUワークフローが最大 35パーセント高速になっています。またGPUのパフォーマンスはM1チップと比べて最大40%高速になりました。

2025年モデルのiPad Airは外観的にはM2 iPad Airから変わっていません。仕様面も、基本的にSoCがM2からM3チップに更新された以外には大きな変更は見あたりません。おそらく、体感的な処理性能でもM2とM3では大差ないでしょう。もちろん、M2、M3チップのいずれもが、Apple Intelligenceに対応しています。
アップルはこれまで、iPad Airを毎年更新してきたわけではないため、昨年登場したM2 iPad Airが1年でM3チップに更新されることには違和感もあります。もしかすると、M2チップの生産がそろそろ終了になるためのアップデートなのかもしれません。

M3チップの搭載以外にはほぼ変更のないiPad Airですが、これに対応するiPad Air用Magic Keyboardは、新設計のものが登場しました。このキーボードは、以前はProでしか利用できなかった追加のファンクションキー列と、大きくなったトラックパッドが採用されています。

M3チップ搭載のiPad Airは、11インチおよび13インチのディスプレイサイズがあり、ストレージ容量は128GB /256GB /512GB /1TBから選択できます。カラーラインナップはブルー、パープル、スターライト、スペースグレイの4色で、性込価格は11インチWi-Fiモデルが9万8800円から、同Wi-Fi+Cellularモデルが12万4800円から。13インチはWi-Fiモデルが12万8800円から、同Wi-Fi+Cellularモデルは15万4800円から。発売日は3月12日で、アップルのウェブページではすでに予約注文を受け付けています。
新しいiPad Air用Magic Keyboardは、11インチモデル用が税込価格4万6800円、13インチモデル用が4万9800円で、3月12日に発売されます。
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