Unihertzは10月31日、3インチディスプレイを搭載する小型スマートフォン「Jelly 2E」を海外発表しました。価格は169.99ドル(約2万5000円)。
Jelly 2Eは、日本でもFeliCa搭載のSIMフリー端末として販売されているJelly 2の廉価モデル。まだ具体的な仕様は明かされていませんが、外観的には本体カラーがシルバーに変わっただけで、Jelly 2から大きな変更はないように見えます。
ただし、廉価版ということで、SoCはHelio P60からエントリー向けのHelio A20に変更。RAMも4GB、ストレージ64GBとJelly 2から減らされています。また、日本版のJelly 2はFeliCaを搭載していますが、Jelly 2EはNFCも非搭載です。
そのほか、判明している仕様としては、ディスプレイは変わらず3インチで重さも110gと軽量。バッテリー容量もかわらず2000mAhといったところ。なお、すべての仕様が落ちているかというとそうでもなく、搭載OSはAndroid 12に変更。またGPSもあらたにGalileoに対応し、GPS,Glonass、Beidouの4バンド対応となりました。
なお、発売元のUnihertsはこれまで、日本向けに専用サイトを立ち上げたり、FeliCa搭載の日本向けモデルを用意するなど日本市場に力を入れていた印象がありますが、Jelly 2Eに関しては「Jelly 2E is not available in Japan」と日本市場では発売しないことを明記しています。
FeliCa非搭載のJelly 2Eは日本では売れず、廉価モデル故に技適を通す費用などを考えると採算が合わないと判断した可能性はあります。あるいは、現行のJelly 2はAmazonでも2万5000円ほどで購入でき、現在の為替だとJelly 2Eを日本で出しても価格差が無くなってしまうためかもしれません。
ともあれ、今回は廉価版ですが、Jelly 2の正統後継となるJelly 3の登場を期待したいところです。