Twitterは2023年1月より、企業アカウントに対して金色の認証バッジを付与する「Verified for Organizations」サービスの早期アクセスを開始しました。しかしTwitterはこの金バッジを今後も使い続けるアカウントに対して、月額1000ドルを支払うよう求める可能性があります。
Twitterでは、従来の認証済みアカウントや月額サービスTwitter Blueに登録した個人に対しては青色の認証バッジを提供し、企業などの公式ビジネスアカウントには金色、政府など公的機関にはグレーの認証バッジを提供しています。
ソーシャルメディアコンサルタントのMatt Navarra氏は2月3日、Twitterが企業に対し、金の認証バッジを維持するためには毎月1000ドルを支払うよう企業に求め、さらに関連づけられたスタッフやブランドなどのサブアカウントひとつごとに毎月50ドルを支払うように求めていることをツイートしました。この月額プログラムには「ツイートするたびに組織とその関連会社へのリーチと配信が増加」するTweet Boosting機能が含まれると記されています。
テクノロジー系ニュースサイトのThe Informationも、Navarra氏と同じ内容のTwitterからのメッセージを確認し、この月額価格が「調整の最終段階」にあり、まだ変更される可能性があるとしています。なお「Verified for Organizations」は、当初は「Twitter Blue for Business」と呼ばれていました。
現Twitter CEOのイーロン・マスク氏は、Twitterを経営状態を改善するため、大幅な人員削減や、クライアントアプリを排除してAPIを有料化するなど、サービスに大きく手を入れています。また個人ユーザー向けの有料サービスTwitter Blueに関しても、ユーザーに対して広告表示をなくすかわりに月額価格を引き上げたプランを用意する可能性などにも言及しています。
さらに、マスク氏は今後数か月の間に、Twitter Blueで買えるようになる前から認証されていた著名なアカウントや公式アカウントから青のバッジを剥奪し、最終的には個人、法人の有料ユーザーだけが、アカウントに認証バッジを表示できるようにするとも述べています。