この記事はゲーム情報サイト「iNSIDE」からの転載記事になります
PlayStation 5の供給が安定し、多くのゲーマーが「PS5で最新のゲームを遊ぶこと」を体験できるようになってきました。しかし、いざ手にしたPS5で“どのゲームを遊べばいいのだろう?”と迷うゲーマーもちらほらといらっしゃるのではないでしょうか!「どうせならPS5でしか遊べないゲームを選びたい」という方はもちろん、「PS5から最新ゲームを追うようになった」という声もけっして珍しくありません。
そんなときは「餅は餅屋、PS5屋はPS5屋」ということでファーストパーティタイトルを選ぶのも、有効な選択です。そこで本記事では、ソニー・インタラクティブエンタテインメントの開発スタジオ:ゲリラが手掛けたオープンワールド・アクションRPG『Horizon Forbidden West』に注目して、改めてゲームの内容を紹介していきます!2023年2月よりPlayStation Plusのゲームカタログでも配信が開始されていますので、興味を持った方や途中離脱した方もぜひプレイしてみてください。
『Horizon Forbidden West』公式サイト『Horizon Forbidden West』をまだ遊んでないなら今が絶好のチャンス!
『Horizon Forbidden West』は2022年2月に発売されたオープンワールド・アクションRPG。『Horizon Zero Dawn』に続く作品として、主人公“アーロイ”を操りながら、謎の災厄により現代文明が崩壊した1000年後の世界を舞台にした冒険を楽しめます。
美しいビジュアルと戦闘&クラフト要素、マップを駆け巡るアクション&探索要素のどれもがこだわり抜かれていて、PS4版からPS5版への無償アップグレード対応もユーザー目線ではうれしいところ。2月22日には『Horizon Call of the Mountain』がPS VR2専用タイトルとして発売されており、「Horizon」シリーズは遊びの幅と世界観の奥行きを更に広げています。
そんな『Horizon Forbidden West』は、4月19日(水)より拡張コンテンツ「焦熱の海辺」(英題:Burning Shores)を発売予定。タイトルが示す通りに溶岩と青い海が印象的なこのコンテンツでは、火山地帯のロサンゼルスでの冒険が繰り広げられます。
PS5が簡単に手に入るようになり、そのポテンシャルを十分に味わえる「Horizon」シリーズの新規コンテンツが春にもリリースされる……これは『Horizon Forbidden West』に「今遊ぶべきゲーム」としての要素が完璧に揃っているとしか言いようがありません。
しかし本作には「前作やオープンワールドアクション未経験のプレイヤーへのハードル」があることも確かです。親切なチュートリアルが備えられていて、ゲーム内や公式サイトでもストーリーを復習できるものの「2014年発売の『Horizon Zero Dawn』の続編であること」や、オープンワールドゲームならではの自由度やマップの広大さによって目的を忘れがちだったり、ダンジョンで迷子になりやすい点などは、スルーしにくいところでしょう。
ここからは、インサイドちゃんMark2の実況プレイ動画&ミニインタビューに加え、ライターによる『Horizon Forbidden West』未プレイヤーのための徹底解説をお届け! 序盤のクエストで複雑なダンジョン構造や謎解き、アクションの応用が必要になる難所、「冥界の扉」にフォーカスした実況プレイと本作の魅力を更に深くご紹介します。
拡張コンテンツ「焦熱の海辺」発売記念! 『Horizon Forbidden West』実況プレイ!
『Horizon Forbidden West』を最初からスタートし、無事に「冥界の扉」まで突破したつーちゃん。プレイが終わったあとに、ミニインタビューとしてゲームをプレイした感想を聞いてみました。
――前作未プレイとのことでしたが、『Horizon Forbidden West』は楽しめましたか?
つーちゃん:楽しめました! ゲームプレイはもちろん、ストーリー面でもテンションが上がりました!『Horizon Forbidden West』は人間ドラマも魅力的ですよね。ゲーム序盤からアーロイと一緒にいてくれる“ヴァール”というお兄さん、そしてその後の登場人物とのやりとりも素晴らしくて……カップリング的な意味でも“ありがとう”って思いました!!
――本作は弓を使った戦闘がメインとなりますが、機械獣や敵とのバトルで難しいと感じたポイントはありましたか?
つーちゃん:今作が初めてでしたけど、それほど難しくは感じなかったです。戦闘で大事なのは「敵の弱点をスキャンすること」ですね! とにかくちゃんと敵をチェックして、優位に立ち回るのが大切です。最初は「どこが弱点部位なんだろう」とか「属性ってなんなんだろう」と思ったりもしたけど、分かってからはすっごく爽快でしたねー。「ここで火の矢を使うのか!」みたいに気付けるようになるはずです!
――つーちゃんはどのような設定でプレイしましたか? 本作は難易度やアクセシビリティの設定項目が豊富なので、これから挑戦する方向けに、どのような遊び方がオススメか聞かせてください。
つーちゃん:戦闘の難易度は「ノーマル」でした。エイムアシストはデフォルトのまま。エイムが苦手でも、狙っている間にR3ボタンを押すと“集中”モードでスローモーション状態になるので、戦闘時は必須のアクションですね。
つーちゃん:探索の設定だと、クエストやマーカーを“誘導”っていうモードに設定しました。こうすると次に進むべき場所が分かりやすくなるので、複雑そうに見えるマップでも安心です。もしかしたら、足場やクライミングする場所が見つからないこともあるかもしれないですけど、戦闘と同じく「スキャン」していくとバッチリだと思います。
――なるほど! こうしたオープンワールドアクションが苦手な人は、とにかく「スキャン」をしておけば困ることはなさそうですね。最後に、つーちゃん目線で『Horizon Forbidden West』はどのようなタイプのゲーマーにオススメできると思いますか?
つーちゃん:私は日頃からゲームをよく遊んでるほうなんですけど、ヘヴィーなゲーマーだけでなく、たまにしかプレイしないライトなゲーマーでも『Horizon Forbidden West』は遊びやすいと思います! 難易度やアクセシビリティ設定も調整できますし、謎解きやアクション、戦闘なんかも程よいさじ加減というか。「超親切設計」と「ハードコア」の間と言える難しさ、ちょっとがんばればクリアできる感じが気持ち良いんですよね!
それに、世界観と設定にもすごく感動しました。機械があって、人間がいて、遥か遠い未来の話という設定で……現代の街中で見るようなクルマが「Horizon」の世界では朽ち果てていて、その退廃的な美しさに見惚れました。発売当時に購入したけど途中離脱してしまっていた方も、PlayStation Plusのゲームカタログから新たにプレイを始めた方も、今から楽しく遊んで「焦熱の海辺」に備えてみてほしいです!
『Horizon Forbidden West』とはどのようなゲームなのか? 更に詳細に解説!
「Horizon」の世界は現代から見て約1000年後、一度人類の科学文明が滅んだあとに再び立て直された「部族社会と近未来が混在する不思議な世界」が舞台です。
自然の動物はほとんどいなくなり、その代わりに金属でできている「機械獣」が地上を支配。人類はそれらを狩りながら、狩猟採集を中心としたような暮らしをしています。太古のようなメカのマンモスや恐竜が闊歩する危険な世界で、主人公アーロイが生き抜くための術をご紹介しましょう。
遊びがいのあるアクション×オープンワールド要素
旅路の途中では過去の遺跡を探索し、アスレチックのような障害を突破して奥に辿り着きます。『Horizon Forbidden West』から新たに加わった「プルキャスター」という道具を使って、手では届かない場所のものを引っ張り、足場や抜け道を確保します。
もうひとつの重要な新アクションが「シールドウイング」。どんなに高い場所から落ちても、このアクションを使えばパラシュートのように降下できます。少し離れた断崖でも、これを使えば簡単に飛び越えられるのです。
また、アーロイは「オーバーライド」というハッキングアクションを使って一部の機械獣を味方につけられます。特に騎乗できるタイプは移動する手段として重要なので、生息域のチェックを忘れずに。
広大なマップには「朽ち果ててしまったかつての観光名所」「墜落した飛行機のブラックボックス」「敵対部族の拠点」など、様々な探索要素が用意されています。更に「ストライク」という将棋のようなミニゲームもあり、様々な側面から人々の生活、部族のしきたり、人類の歴史の一端が垣間見られます。広大なアメリカ西部に散らばったデータを集め、過去の「災厄」を紐解きましょう。
弱点パーツや好相性な属性攻撃を狙う、奥深い戦闘
機械獣を狩るには、相手の動きを封じていくための過程も重要。こちらが強い武器を持っていようと、当てられなければなんともなりません。機械獣をフォーカスでスキャンすると、スクリーンショットのように詳細情報が表示されます。弱点属性の確認と共に、狙うべきパーツがハイライトされるように設定しておきましょう。
こうすることでパーツに紫色の光が出て、狙う場所が常に分かるようになります。しかし逆に言えば、それ以外の部分は装甲に覆われてダメージを与えにくいのです。動きの素早い敵、広範囲の爆撃を仕掛ける敵など、正面切って戦えない機械獣には、属性や罠を使って弱らせることを優先します。
また、機械獣をスキャンすると、その行動ルートも一緒に表示されるようになります。非戦闘状態の機械獣は決まったルートを巡回しているので、通り道に罠を仕掛けましょう。
もちろん、スキャンで確認した属性に対応するものを選ぶように。炎、酸、氷など、一定量属性ダメージを与えると大きな隙が生まれる、ダメージを与えやすくなるなど、戦いやすくなる効果が現れます。
倒して手に入れた機械獣のパーツを使えば武具の改造もでき、「コイル」を使って特性を付けることもできます。素材は貴重なので、闇雲に使わず自分の得意なスタイルのものに取っておきましょう。
舞台は「かつてのアメリカ」。美麗な景色を撮影できるフォトモードも!
各地の部族のしきたりには、我々が生きるこの21世紀の技術を起源とするものが多く、親しみやすさと共に儚さも感じられます。現代の文化が後世の人々にどう「発見」されるのか、それを探っていくのが本作の一番の魅力です。
ラスベガスの砂漠、サンフランシスコのゴールデン・ゲート・ブリッジなど、時には立ち止まって人類の夢の跡に想いを馳せてみるのはいかがでしょうか。
アメリカの大自然と奇妙な機械が合わさった不思議な光景は、高台などのスポットから眺めると更に圧巻。それらを組み合わせた謎解き要素もふんだんに用意されています。気に入った場所では是非フォトモードを起動して、被写界深度から時刻設定まで細かく調整し、こだわりのショットをシェア機能で投稿しましょう。
「遠い未来が舞台」と聞いて何か惹かれるものがある方なら、「Horizon」の物語には想像力が大いに刺激されるでしょう。まもなく発売の拡張コンテンツ『焦熱の海辺』では、あの有名なハリウッドの看板も登場します。それを破壊したあの巨大な機械は一体…? 本格的な供給が始まったPS5で、60fpsに対応した前作『Horizon Zero Dawn』とあわせてマストプレイと言える作品です。
『Horizon Forbidden West』はPS5/PS4向けに発売中。PS Plusで利用できる「ゲームカタログ」にも対応しています。PS5でプレイ可能な拡張コンテンツ「焦熱の海辺」は、2023年4月19日より配信予定です。
『Horizon Forbidden West』公式サイト©2023 Sony Interactive Entertainment Europe. Developed by Guerrilla. Horizon Forbidden West is a registered trademark or trademark of Sony Interactive Entertainment LLC.