マイクロソフト傘下のPlayGround Games は、オープンワールド・レーシングゲーム『Forza Horizon 5』をプレイステーション5向けに今春発売します。
Forzaシリーズといえば、PlayStation / ポリフォニー・デジタルの『グランツーリスモ』とよく比較されるマイクロソフトの看板レーシングゲーム。
オープンワールド系統の最新作『Forza Horizon 5』は、2021年の発売時点ではXboxとPC用の作品でしたが、マルチプラットフォーム化を進めるマイクロソフトの戦略で、ついにXboxの看板ゲームのひとつがPSでもXboxでもPCでも、クロスプレイで一緒に遊べるようになります。
■ オープンワールドのメキシコが舞台。ジャングルから火山、砂漠に大都市まで。天候も再現
Forzaシリーズのゲームには、サーキットを舞台にシミュレータ色が強いForza Motorsport シリーズと、オープンワールドでレース以外にも様々なアクティビティを楽しめるスピンオフForza Horizonシリーズがあります。
2021年にXboxとPC向けに発売された『Forza Horizon 5』は、メキシコで開催される自動車の祭典『ホライゾン・フェスティバル』に参戦する設定。
メキシコを箱庭化した広大なマップは、ジャングルから火山地帯、海岸に砂漠、大都市といった地形、遺跡など実在のロケーションに加えて、砂嵐や雨といった天候変化、路面状態変化も再現します。
プレーヤーは自由に走れるマップ上で様々なレースやスタント、エキシビジョンやタクシー等々のミッションに挑み、数百台に上る実在・フィクションの自動車をコレクションしたり、絶景を観光したり、不動産を購入したり、他のプレーヤーと競争や気ままなドライブもできる趣向です。
伝説のレーシングカーはもちろん、『ワイルド・スピード』シリーズや『ナイトライダー』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズなど映像作品に登場したクルマや、また別のXbox看板タイトルである Halo シリーズの軍用車ワートホグなどに乗れるのも楽しみのひとつ。
■ クロスプレイ対応・追加コンテンツも提供で今春発売。新規無料コンテンツも
発売は今年の春予定。これまでの大型拡張コンテンツ『Hot Wheels』『Rally Adventure』や追加車両など、コンテンツも他プラットフォームと同様に提供します。
PS5版の発売とあわせて、新たな特別無料コンテンツ Horizon Realmsも発表しています。Horizon Realms は、これまで数年にわたって展開してきた Evolving World (期間限定のイベントやチャレンジ等)から、特に人気のものを精選して再び体験できるコンテンツ。
思えばマインクラフトもCall of Duty も『マイクロソフト傘下』のいま、そしてHi-Fi Rushなど独占だった作品もプレイステーションに提供されている状況では何が変わったわけでもありませんが、長らくXboxの看板だったシリーズがPS5でも、そしてPC含め全プラットフォームのゲーマーがクロスプレイでともに遊べるのは感慨深いものがあります。
すでにPS Storeの製品ページもあり、発売日未定ながらウィッシュリストに追加できる状態です。
Forza Horizon 5 (PlayStation Store)
¥1,089
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
Xbox とPCでは、他のマイクロソフト傘下スタジオ作品と同じくサブスク制サービス Xbox Game Pass のライブラリに入っているため、定額内で遊べます。追加コンテンツは有料。
買い切りで購入した場合、マイクロソフトのXbox Play Anywhere施策により、1ライセンスで Windowsの高性能ゲーミングPCでも、最安価なXbox Series S でもどちらでも遊べます。
あとはこの勢いで、任天堂の次世代機 Nintendo Switch 2にも、マイクラなど従来作品に加えさらに多数のXbox Game Studios作品投入に期待したいところです。