Twitter改めXのイーロン・マスク氏が、Metaのマーク・ザッカーバーグ氏との格闘技による試合をX上でライブ配信すると予告しました。収益は全額、退役軍人に寄付すると宣言しています。
マスク氏の軽口から始まった富豪CEOどうしのケージマッチは、本格的なブラジリアン柔術のトレーニングを受けているザッカーバーグ氏が乗り気の発言をすると、マスク氏は会場に格闘技の興行で有名なラスベガス・オクタゴンを指定するなど、いつの間にか本当に実施されかねない流れになっていました。
マスク氏は一時、別の方法で決着をつけようと提案するなど冗談で流すような発言もしていたものの、8月6日には「試合に備えて一日中ウェイトリフティングをしている、ワークアウトのための時間はないので職場に持ち込んだ」と投稿するなど、少なくとも表面的には、実現に向けて準備しているようです。
Xでライブストリーミングは一日中ウェイトリフティング発言に続いてのツイート、いやポスト。
マスク氏は旧Twitterを金融・決済含む何でもアプリ「X」に変えるため、広告レベニューシェアでクリエーターを引き込んだり、最近はライブ動画配信をアプリに追加するなど、まずは動画関連の機能強化に取り組んでいます。
ザックvsマスクの対決が本当に開催の運びになり、Twitter改めXで独占配信となれば、動画アプリとしてのTwitter改めXのまたとない宣伝になります。
ザッカーバーグ氏は日頃のトレーニングと若さによる基礎体力、格闘技経験では有利と見られますが、先月末の社内ミーティングでは「実現するか分からない」と、マスク氏ほど前のめりではないようです。