NINTENDO64互換機「Analogue 3D」2024年に発売。4K解像度を実現しつつN64再構築をめざす

ゲーム Nintendo
Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

特集

高級レトロゲーム互換機で知られるAnalogueが、NINTENDO64の互換機「Analogue 3D」を2024年内に発売すると予告しました。

数週間前に携帯ゲーム機Analogue Pocketのスケルトンモデルが話題を集めた直後のことです。


Analogue 3Dは「N64の再構築」を目指すもの。同社のレトロゲーム互換機はすべて、FPGA(プログラマブル回路)によりオリジナルのハードウェアを高い精度で再現しており、オリジナルのROMカートリッジやCD-ROMが使えることを共通の特長としています。

今回も「no emulation」つまりソフトウェアエミュレーション無しだと宣言しており、入力や表示の低遅延が期待できそうです。

NINTENDO64実機と同じく4つのコントローラポートを備えつつ、BluetoothやWi-Fiを実装。4K解像度を実現しつつ、オリジナルのディスプレイモードも搭載し「特定モデルのCRTとPVMをリファレンス品質で再現」とのこと。

当時のローポリゴンや低解像度テクスチャは、古いテレビの粗めな表示ありきのため、「NINTENDO64実機を90年代半ばのテレビに繋いだ」見え方も再現されるようです。

ほか、Analogue恒例の周辺機器を含めた互換性にも触れているほかは、ハードウェアらしきティザー画像のみで、それ以上の具体的な情報は今のところありません。

NINTENDO64は「大乱闘スマッシュブラザーズ」や「どうぶつの森」といった超人気シリーズ発祥の地であり、任天堂にとって歴史的に重要なハードウェアです。もっとも、全世界販売台数は3293万台(任天堂サイトより)に留まり、ファミコンやスーパーファミコンには及びませんでした。

定額制プラン「Nintendo Switch Online + 追加パック」ではNINTENDO64タイトルが遊べますが、ほんの一部に過ぎません。任天堂公式のレトロゲーム機も「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」の後にNINTENDO64ミニが続かなかったため、現代のテレビで多くの専用タイトルを遊びたい人には、待望の「新型ゲーム機」となりそうです。



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《Kiyoshi Tane》

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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