2023年に公開された『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』で、スパイクの声を演じたコメディアン、セバスチャン・マニスカルコ氏は、2026年4月公開予定の続編への出演オファーがまだ来ていないと述べています。
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』は2023年4月に米国や日本で劇場公開されたCGアニメーション映画。今年6月には、任天堂が第2作となる続編映画の日本公開日が2026年4月24日に決まったことをXへの投稿で報告しています。
しかし第1作目にマリオとルイージの元上司として登場したスパイクを演じたセバスチャン・マニスカルコ氏は、エンタメ系メディアのインタビューで、自身には第2作目への出演オファーがまだ来ていないことを明らかにしました。
マニスカルコ氏は家族でユニバーサルスタジオに遊びに行った際、スーパーマリオのショップを見つけたと述べ「そこにはあらゆるマリオグッズが揃っていました。そこで私は子どもたちに『さあみんな、パパのキャラクターのぬいぐるみを見せてあげよう』と言ったのですが、そこにはスパイクはありませんでした。私は固まってしまいました」と自虐的に話しました。そして「ぬいぐるみが売られていないという事実は、私が続編に呼ばれるという自信を与えてくれません。実際、なにも聞いていないので、皆さんも推測するしかないですね」と答えたとのことです。
ただ映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』でスタッフロール後に流れる、次回予告的な短い映像では、ブルックリンの通りの地下でヨッシーの卵が孵化する場面が描かれています。ブルックリンはスパイクが住む街でもあり、登場の可能性はじゅうぶんにありそうです。一方で、2作目ではドンキーコングが大々的にフィーチャーされるとのうわさもあります。スパイクがそこに絡むことがあるのか、そもそもスパイクの再登場を願うファンがいるのかはわかりません。
マニスカルコ氏は、第1作目がまだ正式発表される前に、自分がスパイクの声を吹き替えることをうっかり話してしまった過去があるため、もしかすると制作側が出演依頼をあえて遅くしている可能性も考えられそうです。
ちなみに、任天堂のキャラクターのなかでもあまり馴染みのない部類に入ると思われるスパイクは、もともとは1985年にファミリーコンピュータ用に発売された『レッキングクルー』というゲームに登場する悪役キャラクターでした。スパイクは海外における名称で、日本では「ブラッキー」という名前で数本の任天堂ゲームに登場していますが、昨年には映画公開に合わせて海外と同じ「スパイク」に改名されています。