メモアプリ「Evernote」、無料ユーザーが作れるノートブックを1冊、ノートを50に制限するテスト実施。作成済みノートには影響なし

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Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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緑色の象のアイコンで知られる老舗オンラインメモアプリ「Evernote」が、無料ユーザーが作成できるノートブックを1つ、ノートを50までに制限する新プランをテスト中です。数か月前に大規模なリストラを行い拠点を欧州に移したことに続く、新たな動きとなります。


今回の制限はEvernote社がTechCrunchに対して、公式に認めたことです

時系列的には、複数の無料ユーザーから「有料プランにアップグレードしない限り、作成できるノートブックの数は1つ、ノートは50個に制限されます」というエラーメッセージが出たとの声を受けて、公式声明が出されたという流れです。Evernote公式フォーラム等では報告が相次いでいました

これまでは無料ユーザーが作れるノートブックは250、ノートの数は10万だったことから、大幅どころではない制限となります。

なお記事執筆時点では、公式サイトには新たな制限に言及は一切なく、ノートブックもノートの上限もそのままです

従来、無料ユーザーに課された主な制限は、主にノートのサイズ(25MBまで)と月間アップロード容量(60MB)、同期できる端末は2台まで、といったところでした。とはいえ、ここ数年Evernoteの挙動は軽いとは言い難かったため、大きなサイズのノートを扱いたいユーザーは多くなかったかもしれません。

Evernoteによると、この変更はまだ最終決定ではなく、公式サイトでの情報は更新していないとのこと。新プランを導入するかどうかを判断するため、無料ユーザーの1%未満を対象にテストを実施していると述べています。さらに、もし新プランに移行する場合は、関係する顧客に変更を連絡すると説明しています。

また制限テストのもとでも、作成済みのノートを管理・編集・閲覧・エクスポートおよび削除は可能。制限されるのは、新たなノートブックやノートの作成だけです。

現在Evernoteの利用料金は、最も安い「Personal」プランでは月額775円、年額9300円。無料ユーザーの機能制限が正式に実施された場合、同アプリの有料プランに移行するか、それともMicrosoft OneNoteやNotionなどの競合メモアプリに引っ越すか、決断が迫られそうです。


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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《Kiyoshi Tane》

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フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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