「Apple Vision Pro」は3D映画150作以上を発売時に用意。Disney+加入者はピクサーやマーベル、スター・ウォーズ風シアターも

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Munenori Taniguchi

Munenori Taniguchi

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アップルディズニーは、2月2日に米国で発売される空間コンピュータ「Apple Vision Pro」のDisney+アプリに、特別な4つの視聴環境(Cinema Environment)を用意し「前例のない家庭内3D体験を実現」すると発表しました。

用意される視聴環境とは、ハリウッドの歴史的なエルキャピタン劇場をイメージしたDisney+ Theater、ピクサーの『モンスターズ・インク』のスケアフロア、マンハッタンのダウンタウンを見下ろすマーベルのアベンジャーズタワー、『スター・ウォーズ』の惑星タトゥイーンの二重の夕陽を望む、ルーク・スカイウォーカーのランドスピーダーのコックピットという4種類。

それぞれの視聴環境は「細部まで鮮やかに再現」され、Disney+加入者ならApple Vision Proを通じて「何千もの」テレビ番組や映画を含むカタログ全体や、Disney Bundle加入者向けのHuluコンテンツがストリーミングできるとのことです。

また、発売に合わせて用意される3D映画としては、『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』、『DUNE/デューン 砂の惑星』、『スパイダーマン:スパイダーバース』、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』といった作品タイトルが掲げられています。対象タイトルがApple TVで利用可能になり次第、3DバージョンがVision Pro向けに提供されます。


もちろん、Disney+ 以外のコンテンツも用意されており、ESPN+、NBA、MLB、PGA Tour、Max、Discovery+、Amazon Prime Video、Paramount+、Peacock、Pluto TV、Tubi、Fubo、Crunchyroll、Red Bull TVといったストリーミングアプリがVision Pro向けに提供されます。もちろん、Apple TV+オリジナル作品もすべて、Vision ProのApple TVアプリで視聴できます。

Apple Vision Proは高い解像度と、空間オーディオ システムを備えています。その性能を生かした提供コンテンツとしては、空間オーディオと180度の3D 8K映像を特徴とする独自のエンターテイメントフォーマットであるApple Immersive Videoも含まれます。

たとえば『Alicia Keys: Rehearsal Room』では、ヒット曲「No One」や、「If I Ain't Got You」、「You Don't Know My Name」の演奏をフィーチャーしたリハーサル セッションを楽しむことができ、『Adventure』ではノルウェーのフィヨルドの尾根から尾根を結ぶ、あまりにスリリングな綱渡りを体感することができます。

そのほか『Wild Life』、『Prehistoric Planet Immersive』といった野生動物や恐竜の生活をテーマとした無料の没入型エンターテインメントが提供されます。


Vision Proは初期生産数が非常に少なく6~8万台程度とうわさされています。価格は3499ドル(約52万円)と決して手軽に購入できる製品ではありません。とはいえ、これだけのエンタメ作品が用意されるとなると、映画ファンならずとも気になる製品であることは間違いありません。日本での発売日はまだアナウンスされていませんが、次回のボーナスからVision Pro貯金を初めてみても良いかもしれません。


《Munenori Taniguchi》
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