次期iPad Proの前面カメラは「横向きで中央」に変更?第3世代Apple Pencilは「探す」対応の可能性など、iPadOS 17.4ベータに手がかり

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Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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アップルはApp Store以外の配布経路を許容することや(EU限定)、ストリーミングゲームサービスの制限を緩和すると発表するとともに、次期OSである iOS 17.4 および iPadOS 17.4ベータ版の開発者向け配信を開始しました。



それら次期システムソフトウェアのベータ版から、うわさの次世代 iPad Proや、第3世代Apple Pencilの手がかりと思われるものが見つかっています。

次期iPad Proの前面カメラ位置が変更?

まず、iOS 17.4ベータ版の内部ファイルで見つかったコードが「iPadを横向きにしたとき、TrueDepthカメラ(Face ID用の前面カメラ)が上に位置する新型iPadモデル開発に取り組んでいる」ことを示すと、主Apple系情報サイト 9to5Macは主張しています。

またFace ID初期設定におけるメッセージも、書き直されていると報告。「Face IDは、あなたを認識する方法を学ぶため、横向きにする必要があります」「Face IDのセットアップ中、iPadは横向きでカメラが画面の上側に来る必要があります。セットアップが完了すると、Face IDは縦向きでも横向きでも機能します」とのテキストがあったと述べています。

現在Face IDを搭載するiPadは、iPad Proモデルだけです。全モデルで、本体を横向きにするとカメラの位置も左右どちらかの端になり、ユーザーの顔を正面に捉えることができません。これはビデオ会議向きとは言えないためか、アップルもFaceTimeのセンターフレームによりソフトウェア的に調整しています。

現行モデルの中では唯一、第10世代 iPad が前面カメラを長辺の中央に移動したことで、ビデオ通話の際に目線が横向きにならないことが注目を集めました。


次期iPad Proは、iPadとして初めて有機ELディスプレイを搭載するほか、ワイヤレスのMagSafe充電対応などデザインが全面刷新される可能性が高いと、実績ある著名ジャーナリストやアナリストが主張しています。その一環として、前面カメラの位置が変わることもあり得そうです。


第3世代Apple Pencilは「探す」アプリ対応かも

やはりiOS 17.4の内部ファイルから「アップルがFind My(探す)アプリと連動する新型Apple Pencil 3を開発した」ことが分かったと述べています

それ以上の情報、たとえばAirTagのように正確な位置が分かるUWB(超広帯域)無線技術を使うのか、それとも単に最後に検出された場所を表示するだけなのかは不明です。

さらにiPadOS 17.4ベータでは、開発者がアプリをApple Pencilに対応させるために使う「PencilKit API」の新バージョンが導入。

前バージョン2はiPadOS 17.0以降に導入され、モノラインや万年筆、水彩画、クレヨンなどの新たなツールが利用可能となりました。記事執筆時点の開発者向けサイトでは、ベータ版としてPencilKit 3への言及はあるものの、具体的な詳細は明かしていません

これまでも第3世代Apple Pencilの噂は、何度か出現していました。著名リーカーも交換可能なマグネットチップ(磁石式のペン先)が付属し、用途に応じて変更できると述べていたことがあります。


また、アップルの社内情報に詳しいBloombergのMark Gurman氏も、噂の12.9インチ大型iPad Airや有機EL版iPad Proと同時に「新たなApple Pencil」が登場すると予想しています。


今年春は、iPad本体ばかりか、Apple Pencilごと新型に買い替える季節となるのかもしれません。

《Kiyoshi Tane》
Kiyoshi Tane

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フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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