Galaxy S25 Ultraより安くてペン内蔵「moto g STYLUS」を日本で再び売ってほしい

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河童丸

嗜好が性能よりも個性重視な変わり物端末大好きな兼業ライター。独特な視点と謎の行動力を持ち味に展示会やイベントに取材へ赴きます。

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モトローラの「moto g STYLUS」というAndroidスマホをご存じでしょうか? 2024年5月に北米などで発売された機種で、その名のとおり本体内に専用スタイラスが格納されています。

▲基本的なペン機能をひと通り網羅したミドルレンジモデル

日本国内でモトローラのスタイラス搭載モデルは、Android Oneエントリーモデルとして2020年に発売された「moto g PRO」を最後に発売されていません。

北米地域では根強い支持があるのか、同シリーズは定期的にリリースされており、つい取り寄せてしまいました。

基本スペックは、SoCにクアルコムのSnapdragon 6 Gen1、8GB RAM(8GBまでの仮想メモリを追加使用可能)、ストレージは256GB、2TBまでのmicroSDカードに対応。画面は約6.7インチのFHD+(2400×1080ドット)とミドルレンジ相当なのですが、ほかに画面内指紋認証や120fpsで表示可能なディスプレイ、ステレオスピーカー、Qi(非接触充電)など、機能面はかなり充実しています。

その名のとおりスタイラスが付属しており、Galaxy S Ultra(Galaxy note)シリーズのように本体内にペンを収納できます。低価格モデルのため、きめ細やかな筆圧検知やスタイラス側に特別なギミックはありませんが、スタイラスを取り出せば即座にメモアプリが起動するなど、十分に便利と感じます。

▲スタイラスも本体カラーに合わせた配色になっています

カラバリはグリーン系の「キャラメルラテ」と赤系の「スカーレットウェーブ」の2色で、ホワイトやブラックといった手堅いカラーはラインアップになく、かなり攻めたチョイスとなります。

▲背面側は2024年に登場したほかのモトローラ製スマホと同じようなビーガンレザーが採用されており、質感も良い感じのものになっています

▲背面カメラは広角約5000万画素+マクロ約1300万画素のデュアル構成で、この辺りは若干のコストカットが見て取れます。インカメラは約3200万画素

▲moto g Stylus 2024で撮った画像の作例。ハイエンドモデルには及びませんが、条件が悪くなければ、そこそこにいい写真が撮れます

▲moto g Stylus 2024(スカーレットウェーブ)とXperia 1 VI(スカーレット)を並べたところ。同じ年に発売された異なるメーカーのスマホでありながら、奇しくもどちらもレッドとは呼ばず、「スカーレット」なのです(色味は異なりますが)

前述の通り、本機が発売されたのは2024年5月ごろで、本体価格は399.99ドル(6万2000円~6万3000円ほど)でしたが、現在は北米向けAmazonなどで299.99ドル(3万9000円前後)と大きく値下げされており、北米地域へ出かけた際に「それなりに使える性能、かつ手の出しやすい価格の現地で使えるスマホ」として非常に魅力的な価格になっています。

北米地域においてはmoto g Stylusシリーズは定期的に新モデルが登場しており、一定数の根強い支持者がいることが伺えます。もし、2025年モデルとなる後継機が登場することになったら、筆者としては是非とも日本国内向けのラインアップに再び加えてほしいと思う次第です(もちろん、赤い本体カラーも込みでね!)。

《河童丸》

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