iPhone 16e の実機に触れて“e”の意味がわかった……というか聞きました(スマホ沼)

ガジェット スマートフォン
矢崎飛鳥(ACCN)

テクノエッジ編集長。Wikiの「スマートフォン」ページに略称“スマホ”考案者として記述あり。週一以上ライブへ通う音楽好き。ヨボヨボのハタチ

特集

ついに“e”の意味がわかりましたよ。

明日(本記事をいつ目にされているか存じませんので一応、2025年2月28日です)、iPhone 16eが発売になります。ひと足早く実機に触れる機会がありましたので、ファーストインプレッションをば。まず「軽っ!」てなりました。

▲軽っ!

200gを切るスマホって、最近ほぼ触れることなくなりましたからね。iPhone 16eは167gなので、6インチ前後台のスマホの中でもだいぶ軽量な部類に入ります。

背面は、これまで同様ガラス素材なのですが、ホワイト/ブラックモデル共にマットな手触りになり、とても高級感があります。シンプルな一眼カメラも今となっては逆に新鮮味を感じますね。

▲まさに“洗練”を感じさせる背面。個人的に、なんとなくiPhone 4(2010年)を思い出しました(当時、ホワイトモデルはだいぶ遅れて出ましたが…)

iPhone 16eは、フツーの人が買うiPhoneと思っています。フツーの人がテクノエッジをご覧になっているかは甚だ疑問ではありますが、フツーの人が参考にしそうな比較表を載せておきます。

iPhone 16e

iPhone 16

iPhone SE(第3世代)

ディスプレイ

6.1インチOLED

6.1インチOLED

4.7インチLCD

チップ

A18

A18

A15 Bionic

メインカメラ

48MP

48MP、12MP(超広角)

12MP

バッテリー(連続動画再生時間)

最大26時間

最大22時間

最大15時間

生体認証

Face ID

Face ID

Touch ID

ワイヤレス充電

最大7.5W(Qi)

最大25W(MagSafe)

最大7.5W(Qi)

その他

アクションボタン搭載

アクションボタン、カメラコントロール、Dynamic Island搭載

サイレントスイッチ、ホームボタン搭載

ほか、SEと異なる点としては端子がUSB-Cであること、Apple Intelligenceに対応できる点などがあります。

SEはiPhone 6(2014年)のフォームファクタですが、ホームボタンから離れられそうもないという人が殺到して品薄になったという話を耳にします。

iPhone X(2017年)が出るまでは全iPhoneがホームボタンだったわけで、完全に“慣れ”な気がしますし、セキュリティー面ではFaceIDのほうが断然高いという事情もあり、さすがに潮時かしらと。ホームボタンとLightning端子には盛大なる拍手をお送りし、お見送りするのはいかがでしょうか。

▲iPhone 16eの動作は、さすが最新のA18チップ搭載だけあってサックサク

動作速度は、文句なしです。カメラのシャッターラグもほぼありません。画面のリフレッシュレートは頑なに60Hzではありますが、そこにこだわる人はもうProモデルへ行ってください。

iPhone 16eはiPhone 16よりもバッテリーがもつというのも注目ポイントです(iPhone 16 Proよりはちょっと劣りますが、ほぼ同等となっています)。ただ、MagSafeの25W充電には対応していません(iPhone SE同様、最大7.5WのQiワイヤレス充電対応)。

まだバッテリーのもち具合を体感できるほど使い込めていませんが、駆動時間に関してはアップル製モデム「C1」が大きく関与しているとのことです。モデム自体の性能も石野さんがチェックしてくれてますので、気になる方はぜひご一読を。iPhone 17以降は、すべてこのモデム(またはその後継)になるものと思われます。

あとはアクションボタンがあって、カメラコントロールとDynamic Islandがないというのがあります。私は16 Pro Maxユーザーですが、カメラコントロールは個人的にはあまり使ってません。今後、機能アップデートで使うようになるかもしれませんが、こだわらなくていいかなと。Dynamic Islandは、どうなんでしょう。もはや見栄の範疇かもしれません。見栄っ張りでなければ、堂々とノッチでいきましょう。

▲アクションボタンは、デフォルトではミュートスイッチに。私ならカメラに割り当てるかな

iPhone 16eは、SE後継と考えると意外と高かったーみたいな感覚に陥りますが、完全に16ファミリーであり、バランス取れていて、製品寿命も長そうです。

実は、アップルのプロダクトマーケティング担当VP、カイアン・ドランス氏にお話を伺う機会があり、iPhone 16eの“e”の意味についてお尋ねしたんです。ズバリ「なになにの“e”です」という回答は得られませんでしたが、最初に出てきたのが“essential”、そして“everyday”、“everybody”など「(“e”には)いろんな意味がある」とお話しくださいました。

iPhoneの“本質的な”機能をそなえている、という意味で、すごく釈然としましたね。

フツーの人はもちろん、無駄のないもの、ザ・スマートフォンみたいな端末を持ちたいというミニマリスト思考な方にも、ぜひおすすめしたい、そんな1台です。

↑カメラ作例(夕方~夜)
↑開封の儀
《矢崎飛鳥(ACCN)》

Amazon売れ筋ランキング

矢崎飛鳥(ACCN)

テクノエッジ編集長。Wikiの「スマートフォン」ページに略称“スマホ”考案者として記述あり。週一以上ライブへ通う音楽好き。ヨボヨボのハタチ

特集

BECOME A MEMBER

『テクノエッジ アルファ』会員募集中

最新テック・ガジェット情報コミュニティ『テクノエッジ アルファ』を開設しました。会員専用Discrodサーバ参加権やイベント招待、会員限定コンテンツなど特典多数です。