アップル、M4 MacBook AirとM4 Max / M3 Ultra搭載のMac Studioを発表

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Munenori Taniguchi

Munenori Taniguchi

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アップルが、新しいMacBook AirとMac Studioを発表しました。MacBook AirはプロセッサーがM3(一部M2)からM4に、Mac StudioはM2 MaxからM3 Maxにアップデートされています。

アップルは日本時間の昨夜にM4チップ搭載のiPad Airと、A16 Bionic搭載のiPad(無印)を発表したところであり、製品ラインナップにおけるプロセッサーのアップデートを一気に押し進めています。

昨夜のiPad Airと同様、今回のMacBook AirとMac Studioは外観などに変化はなく、基本的にSoCのアップデートに留まります。ただしM4 MacBook AirはM4 MacBook Proと同様に、CPUコア数が最小でも10コア以上となり、さらに現在は1台しか接続できない外部ディスプレイが、6Kディスプレイを2台まで同時に接続できるようなりました。

細かいところでは、内蔵のFaceTimeカメラがデスクビューに対応した12MPセンターフレームカメラに更新され、超広角カメラの特性を活かして、ユーザーの顔の位置が常に中心になるよう自動的にセンターを調整します。

本体のカラーラインナップには、新色となるスカイブルーが追加されました。これまでのMacBook Airはシルバー、スターライト、スペースグレイ、ミッドナイトというあまり色味がない、言ってしまえば地味な色ばかりでしたが、 清涼感あるスカイブルーは、進学などで新しくノートPCが必要になる学生にも好まれそうです。

M4 MacBook Airの税込価格は、13インチモデルが16万4800円から、15インチモデルは同19万8800円からとなっています。いずれもM3チップ搭載の既存モデルから据え置きですが、性能が向上しているためお得感は感じられます。

一方、新しいMac StudioはそれぞれM4 MaxとM3 Ultraという世代の異なるチップを搭載することになりました。これは既存のMac Studio(2023年モデル)がM2 Max、M2 Ultraチップを搭載していたのを考えると、少々イレギュラーなアップデートとなっています。

M4 MaxチップはすでにMacBook Proに搭載されており、最大16コアのCPUと、第2世代のレイトレーシング機能を備える最大40コアのGPU、といったスペックにも変わりありません。

しかし、その上位モデルのほうは、初めてその名を聞くM3 Ultraチップを搭載します。M2 Ultraチップは、M2 Maxチップのダイ2つをUltraFusionと称する技術で接続し、2倍の性能を発揮するようにしたものでしたが、今回のM3 Ultraも同様に2つのM3 Maxチップをつなげて、最大32コアのCPU、最大80コアのGPUを構成可能としています。

さらに最小で96GB、最大なら512GBのユニファイドメモリーを搭載でき、大容量のAIモデルもメモリー上で余裕で実行できる性能を備えます。

そのほか、外部インターフェースにはThunderbolt 5が利用可能になっており、高速な外付けのストレージをはじめとする周辺機器をストレスなく使えるようになっています。

Mac Studioは、下位のM4 Max搭載モデルが税込価格32万8800円からとなっています。上位のM3 Ultra登載モデルは66万8800円から。

今回の製品アップデートにより、最新世代でないチップのままで残されたMac製品はMac Proだけになりました。Mac Proの新モデル発表は、遅くとも今秋になるとBloombergのマーク・ガーマン記者は予想を述べており、6月のWWDCか、例年9~10月に行われる新製品発表イベントでのアナウンスになるのかもしれません。






《Munenori Taniguchi》

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