新生児集中治療室にいるお子さまを、24時間ご自宅で見守ることが可能に。杏林大学医学部付属病院で、DXアンテナ製の「卓上みまもるカメラ」による「24時間オンライン面会システム」の運用を開始

PR TIMESにて配信されたプレスリリースをそのまま掲載しています。
エレコム株式会社
エレコム株式会社(本社:大阪市中央区、取締役社長執行役員:石見 浩一)は、杏林大学医学部付属病院(所在地:東京都三鷹市、病院長:近藤 晴彦)の新生児集中治療室(以下、NICU)にて、当社のグループ会社であるDXアンテナ製の「卓上みまもるカメラ」を「24時間オンライン面会システム(以下、本システム)」に導入いただき、2025年2月8日より運用を開始しましたのでお知らせいたします。
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「24時間オンライン面会システム」使用イメージ


本システムにより、24時間いつでもNICUにいるお子さまとオンラインでの面会が可能になります。お子さまの映像をいつでも見ることができるため、生後わずか4週間ほどの短い新生児期において大切な、親子の絆の形成をサポートいたします。

システム運用開始の背景
NICUは、早産や先天性疾患などを理由に、出生時から入院管理を必要とする新生児のための集中治療室です。NICUに入院する新生児は、治療に専念するため、産後すぐに家族から離れてNICUの保育器で育つことになります。本システムは、お子さまがNICUにいるご家族の不安を少しでも取り除き、親子の絆の形成のサポートをすることを目的としています。トライアル期間中、ご自宅でいつでもお子さまを見守ることができる体制が整い、一定の効果が見られたため、DXアンテナ製の「卓上みまもるカメラ」が正式採用され、杏林大学医学部付属病院にて運用が開始されました。

24時間いつでも、お子さまを見守りながら声がけが可能に
本システムにより、ご自宅にいながら24時間いつでもNICUにいるお子さまの姿を見守ることができます。通常の面会とは異なり、時間制限がないため、離れていても日常生活においてお子さまがそばにいるような感覚で過ごしていただくことが可能です。また、ご家族にとっても退院後の生活をイメージしやすくなるというお声もいただいています。

杏林大学医学部付属病院 小児科 助教 小澤悠里様 コメント
<本システム導入のきっかけ>
赤ちゃんがNICUに入ると、長期間家族と離れ離れになります。その結果、母親となった実感が湧かず、小さく弱く産まれたことで自分を責めるなど、母親は常に高い不安にさらされています。それは父親も家族も同様です。また、幼い兄弟たちにとっても理解が難しい状況です。さらに新型コロナウイルス感染症が拡大し、面会制限が数年間続いたことから、親子の関わりが危機的な状況だと感じたことが、大きなきっかけとなりました。

私自身2児の母です。寝ても覚めても赤ちゃんが側にいることで母親の実感が湧き、母乳が分泌され、眠くても、産後の体調が戻らなくても頑張ることができました。周産期は一生に数回しかない、かけがえのない時期ですが、赤ちゃんと触れ合えないご家族を思うと辛く感じます。その後、新型コロナウイルス感染症は落ち着き、当院のNICUは24時間の面会を再開しましたが、産後の体調が優れない母親が毎日NICUに通うことは大変です。加えて、保育器の中にいる小さな赤ちゃんを触ることは怖いと感じるご両親もいます。赤ちゃんはかけがえのない愛おしい存在のはずなのに、物理的、精神的にも遠い存在に感じてしまうことが多々あります。不安で眠れず、赤ちゃんのいない夜間の搾乳はどれだけ辛いものか。それを少しでも解決したく、2023年に「24時間オンライン面会システム」のトライアル研究を行いました。
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杏林大学医学部付属病院 小児科 助教 小澤悠里様

<トライアルを経てわかったこと>
24時間ご両親の携帯端末アプリ(※)から赤ちゃんの様子を観察することができるシステムを2023年の1年間利用しました。導入前は、いつでも見られることで、かえってご両親の不安や医療者のストレスが増えることへの懸念がありました。
しかしながら、見守りシステムを利用したご両親の不安度は、1ヶ月後には普通の状態にまで下がり、1回の搾乳量が増えたりするなどの好影響が見られ、利用したご両親全員が、このシステムがとても必要だと回答しました。医師や看護師の半数以上からも、このシステムがあることが望ましいとの回答が得られ、ご家族へ医療現場をオープンにすることで、互いの信頼関係が深まる結果となりました。

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杏林大学医学部付属病院 提供


※ 「卓上みまもるカメラ」専用アプリ「みまもるeye」
エレコム ヘルスケア事業部 部長代理 医師 葉田甲太 コメント
このたび、「24時間オンライン面会システム」を杏林大学医学部付属病院と運用開始できたことを大変嬉しく思います。NICUにいる赤ちゃんとご家族の絆を支えるこのシステムが、少しでも安心感やつながりを提供し、ご家族の負担を軽減する一助となることを願っています。
エレコムはこれからも、医療現場の声に耳を傾け、これまでの知見や経験を活用して人々の健康と暮らしを支える製品開発に取り組んでまいります。

エレコム ヘルスケア事業部 部長代理 医師 葉田甲太

導入製品
製品名 :卓上みまもるカメラ
型番 :CNW3CPB1
URL :https://www.dxantenna.co.jp/sp_tabletop-camera/
特長 :卓上で使用できるワイヤレス接続のカメラで、画質は最大200万画素と高画質です。マイクとスピーカーが搭載されているため、専用アプリによって双方向通話ができます。また、外出先から映像確認ができ、動きがあった場合には自動で追尾や、手動でのカメラ操作が可能です。



杏林大学医学部付属病院 基本情報
1970年8月に開院。特定機能病院、高度救命救急センターに認定、特にハイリスクな母体・胎児・新生児の管理を行うスーパー総合周産期母子医療センター(都内6施設)に認定されています。

杏林大学医学部付属病院 概要
団体名:杏林大学医学部付属病院
所在地:東京都三鷹市新川6-20-2
病床数:病床数1,055床(内、NICU15床)
エレコム 企業情報
エレコムは1986年に創業し、パソコンブームの到来とともに企業規模を拡大してまいりました。主にIT周辺関連製品の開発、製造、販売を行い、近年では、パソコンやスマートフォンなどのデジタル分野だけでなく、ヘルスケア、ゲーミング、調理家電、理美容製品、アウトドア、ペット家電、ソリューション提案などのさまざまな分野に進出し、これまでになかった快適さや便利さを皆さまにお届けすることで、成長し続けてきました。

我々が掲げるパーパス「Better being」は、私たちエレコムグループの存在意義です。より良き技術・品質を追求して、世界の人たちを幸せにし、社会を良くする。より良き地球環境や地域社会を目指し、持続可能な社会や環境に貢献する。創業以来、ずっと大切にしてきたことをこれからも追求し、エレコムグループとして持続的に成長してまいります。

エレコム 会社概要
会社名   :エレコム株式会社
本社所在地 :大阪市中央区伏見町4丁目1番1号 LAタワー9F
設立    :昭和61年(1986年)5月
代表者   :取締役社長執行役員 石見 浩一

詳細は下記URLより当社HPをご覧ください。
https://www.elecom.co.jp/news/release/20250213-01/
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