レゴがロボティクス教育キット「マインドストーム」シリーズの販売を年内で終了すると発表しました。
マインドストームのチームは今後「社内の別の事業分野」に再配置されるとのことです。Robot Inventorアプリは2024年まで使用できます。
マインドストームはマサチューセッツ工科大学(MIT)とのコラボレーションにより、レゴの標準的なブロックとコンピューター部品を組み込んだブロックを使ってロボットシステムを構築する画期的な教育ツールとして1998年に誕生。
PC上でパーツをドラッグ&ドロップするだけでプログラミングができ、子どものみならず大人にもファン層を形成してきたシリーズ製品です。
シンプルなパーツを組み合わせるだけで複雑な動作をするロボットを構築できるのが魅力のひとつで、研究者や高度なホビーユーザーらが、われわれが思いもよらないような、高度な機能を持つロボットを構築する例もみかけます。レゴもそうしたユーザー層の拡がりとともに、製品を洗練させつつラインナップを拡充してきました。
現在販売されているマインドストーム製品は第4世代にあたりますが、製品は2020年の「Robot Inventor(ロボットキット)」以降出ていません。レゴには他にも、レゴ エデュケーションやレゴ ブーストなどプログラミングを学べるシリーズがあり、現在はそちらの方を優先していると声明で述べています。
日本のレゴのサイトでは、ロボットキットは「限定」のマークが付いており、早ければ年末を待たずに完売になることもあるかもしれません。もしいまマインドストーム製品の入手検討中なら、転売ヤーが動き始める前に入手しておくことをおすすめします。