LGエレクトロニクス・ジャパンは、ゲーミングモニター「LG UltraGear」シリーズの新モデルとして44.5インチの「45GR95QE-B」を2023年3月中旬、26.5インチの「27GR95QE-B」を2023年4月上旬より発売します。
どちらのモデルもLGの有機ELパネルを採用。応答速度0.03ms(GTG)の高速表示で激しい動きでもブレや残像感を感じさせず、240Hzの高リフレッシュレートでありながらくっきりとした映像を表現できるとしています。
有機ELならではの150万:1という高コントラスト比により、限りなく完全に近い黒を再現でき、暗闇などの漆黒に近いシーンも繊細に表現が可能です。
HDR10に対応するほか、色域はデジタルシネマ規格のDCI-P3を98.5%カバー。ゲーミング機能も充実しており、各種映像処理を排し、画面出力までの遅延を最低限に抑える「DAS(Dynamic Action Sync)モード」や、画面のずれ(ティアリング)やカクつき(スタッタリング)を軽減する可変リフレッシュレート(VRR)に対応。
NVIDIAのG-SYNC Compatible、AMD FreeSync Premiumに対応するなど、現行のゲーミングディスプレイに求められる機能をほぼ搭載しています。
また、HDMIでもVRRに対応しており、PS5やXbox Series Xなど、VRR対応の最新ゲーム機でも威力を発揮します。120Hzやそれ以上のリフレッシュレートに対応するゲーミングモニタでも、HDMI接続ではVRRに対応しないHDMI 2.1非対応モデルも多く存在するため、要チェックなポイントです。
そのほかゲーミング向けの仕様として、映像の暗くて見づらい部分を認識して、明るく映し出す「ブラックスタビライザー」、ソフトウェアを別途インストールしなくても、画面端にフレームレート/秒(FPS)を表示できる「FPSカウンター」などを搭載。
光デジタル出力端子(S/PDIF)も搭載しており、音響機器にデジタル接続が可能なほか、ヘッドホン出力はマイク入力にも対応した4極ミニプラグ仕様。ヘッドホンやイヤホンでも立体的な音響を実現するDTS Headphone:Xに対応しています。
44.5インチの「45GR95QE-B」は湾曲率800R、解像度3440 x 1440ピクセルの21:9ウルトラワイドモニター。スタンドは、110mmの高さ調整、左右10°のスイベル(左右回転)、前-5°、後ろ15°のチルトに対応しています。2つの映像ソースを同時に出力できるPIP、PBPも利用可能です。
没入感のあるウルトラワイド対応はPCゲームならではの醍醐味ですが、従来のウルトラワイドモニタは画質よりも高リフレッシュレートを優先した競技志向の液晶モデルが大半だったため、ウルトラワイドを取るか、標準画角の高画質を取るかでトレードオフになっていました。
LG UltraGear 45GR95QE-B は映像表現でもゲーミング仕様としても現状で最高に近いモデルで、かつ曲面ウルトラワイド対応という、妥協のない仕様を備えた点が魅力の製品です。
26.5インチの「27GR95QE-B」は2560 x 1440ピクセル、16:9のモニターで、スタンドは110mmの高さ調整、左右10°のスイベル(左右回転)、前-5°、後ろ15°のチルトのほか、縦画面で使えるピボットにも対応します。こちらは、PIP/PBPには非対応です。
価格は、45GR95QE-Bが28万円前後、27GR95QE-Bが15万円前後となっています。