ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)はPlayStation 5の全世界累計販売台数は発表する一方、国内での販売台数は公表していません。
とはいえ、今年初めに「世界中の小売店でより簡単にPS5をお求め頂けるようになる見通しです」との約束は守られているようで、日本の大手量販店やネット通販サイトでもPS5を抽選なしで入手できる機会が目に見えて増えています。それは体感だけでなく、ゲーム情報誌も2月の国内販売台数が前月比57%増の36万台、難攻不落だったNintendo Switch(同月に22万台)を王座から陥落させたと報じていました。
そして今週初め、ついにPS5の国内累計販売台数が300万台を突破。2020年末に発売されてから121週間目の達成であり、PS3の125週、PS4の131週を超える売れ行き(ただし推計)だと注目を集めています。
これはオーストラリアの金融機関、MST Financialのアナリストであるデビッド・ギブソン氏が報告していること。ギブソン氏は情報のソースを明らかにしていませんが、これらの推計は大手ゲーム情報誌『ファミ通』が発表したものと一致しています。
なお、それ以前のPS2に関しては、ソニーは日本国内のみの累計出荷台数を発表していました。約2年5ヶ月(2000年3月4日~2002年7月24日)つまり約124週で1000万台を突破しており、後継モデルで国内市場に言及されなくなった事情も察しが付きそうです。
なお、PS5より2年8か月ほど先行するニンテンドースイッチは国内2800万台超。初年度には国内で378万台を販売しています。
ともあれ、最近PS5の国内売上は6週連続でスイッチを上回っているとの推計も出ています。PS5は安いデジタルエディションでも5万円台であり、2万円台のLiteも含めたスイッチを凌駕する勢いはただ事ではありません。発売されたばかりのPlayStation VR2の売上も牽引し、日本にVRゲームを根づかせることも期待したいところです。