アップル、iPhone / iPad / Macに初の緊急セキュリティ対応を配信。48時間かけて展開

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Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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アップルは現地時間5月1日、iOS 16.4.1、iPadOS16.4.1およびmacOS13.3.1を搭載したデバイス向けに、緊急セキュリティ対応(RSR)を配信開始しました。なお、同社がRSRを配信するのは今回が初のことになります。

RSRとは、セキュリティ修正をより素早くユーザーに配布するための仕組みのこと。システムソフトウェアを全面的に更新せず、小さなサイズのセキュリティ修正のみ配信するため、ダウンロードにあまり時間がかからないことがメリットです。2022年、iOS 16以降に実装された新機能でもあります。

iOS、iPadOS、macOSともに、標準のソフトウェアアップデート手順によりRSRは入手できます。更新のダウンロードはすぐに完了し、直ちにインストールが開始。それも素早く終わり、やがて再起動。これらは通しでも、数分ほどで終わるスピーディさ。その後に[設定]>[一般]>[ソフトウェアアップデート]とタップし、iOS 16.4.1(a)と表示されていれば、すべて完了です。

今回のセキュリティ対応につき、アップルはサポートページのリンクを貼っているものの「RSRとはどういうものか」との説明のみ。記事執筆時点では、どのような脆弱性が修正され、どういった悪用がなされたのか、実際にはなく未然に防がれたのかも不明です。

緊急セキュリティ対応は標準では自動的にインストールされます。もしも不要な場合は、設定アプリから[一般]>[ソフトウェアアップデート]>[自動アップデート]内にある「セキュリティ対応とシステムファイル]のトグルをオフにすることで無効にもできます。

なお今回のRSRは、48時間かけて展開されるとの指摘もあります。まだ利用できない人も、あと少し待てば配信が受けられそうです。

《Kiyoshi Tane》
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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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