任天堂は5月12日に発売したNintendo Switchソフト『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』(TotK)が、発売三日間で世界累計売上1000万本を突破したことを発表しました。
任天堂によれば『ゼルダの伝説』シリーズにおいて最速の売れ行きです。うち日本国内は224万本。
2017年に発売した前作『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』(BotW)は、2023年3月末時点の累計で世界2981万本。Nintendo Switch本体と同時の3月に、前世代ゲーム機のWii Uとマルチプラットフォームでの発売でした。
ハードウェアの普及とあわせての販売だったため、ブレス オブ ザ ワイルドは世界累計1000万本達成までに1年以上を要しています。
一方、今作『ティアーズ オブ ザ キングダム』が発売を迎えた2023年にNintendo Switchは発売7年目に入り、世界累計の台数は1億2562万台超(3月末時点)。
3日にして1000万本がすばらしい偉業であることは確かですが、ハードウェアのライフサイクル後半のもっとも売れるべき時期であること、ゲーム史に残る傑作だった前作の存在も大きな要素です。
ほかNintendo Switch向けソフトでは、たとえば『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』が発売3日で1000万本超。
なお、任天堂の米国向け・欧州向け発表では「すべての任天堂ゲーム機向けゲームのうち米国(欧州)市場史上最速」であることも付記していますが、日本国内では今作以上に早く売れたゲームが存在するため、国内向けのリリースにはありません。
たとえば同じニンテンドースイッチの『スプラトゥーン3』は発売3日で国内345万本、ニンテンドーDSの『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』は発売初週の二日間で255万本など。