任天堂は定額制サービス「Nintendo Switch Online」の加入特典として遊べるレトロゲームに4作品を追加しました。
ハード別にはそれぞれファミコンが1本、スーパーファミコンが1本、ゲームボーイ(カラー)用が2本という構成です。
コロコロカービィ(任天堂)
今回の目玉かもしれないのが、2000年に発売されたゲームボーイカラー用の『コロコロカービィ』。ゲームボーイ本体を左に右に傾けて、画面内のカービィを転がしたりジャンプさせたり、体感アクションが楽しめる作品です。
もともとは「動きセンサーカートリッジ」、つまり加速度センサーを内蔵したカートリッジにより実現していましたが、それをNintendo Switchでも傾きを検知するジャイロセンサーを活用して再現。
移植版はスイッチ本体またはコントローラーを傾けて遊ぶことになりますが、本体が約138g+カートリッジのゲームボーイカラーよりも重いスイッチ(有機ELモデルは約420g)では筋力が鍛えられることになりそうです。
バベルの塔(バンダイナムコエンターテインメント)
1986年に発売されたファミコン用のパズル&アクションゲーム。一部で非常に根強い人気があるためか、ゲームハードが世代交代するたびに何度か復刻されてきました。
オリジナル版では「BABEL」だったタイトル画面が、今回のNSO(略称)版では「The Tower of BABEL」と変わっていますが、それはWii U版と同じ仕様です。
本作は考古学研究者で探検家のインディー・ボーグナインを操作して、頂上にある空中庭園をめざすというもの。L字型のブロックを運んで組み換えたり落としたり、道を切り開き階段を作って出口へとたどり着きます。
このブロックは敵にぶつけて下敷きにすれば倒すことができ、攻撃手段としても使える奥深さ。また8面ごとに「壁画の間」があり、特定の行動をしたときに現れる「謎の絵」(パスワード)を集めなければエンディングが見られません。
スーパーウルトラベースボール(Culture Brain)
1991年に発売されたスーパーファミコン用のスポーツゲーム。開発元のカルチャーブレーンといえば、ゲームクリエイター阿迦手観屋夢之助氏(代表作に「飛龍の拳」や「スーパーチャイニーズ」シリーズ)の存在が知られています。
基本的には野球のルールに準じていますが、その魅力は豊富な必殺技にあり。ボールが消える「消える魔球」や、バウンドする前のボールに触れた選手を気絶させる「流星打法」など、野球盤を超えたウルトラプレイが楽しめます。
ほか普通の野球ゲームが楽しめるセンチュリーリーグ6球団、パラダイスリーグ6球団も用意されており、自分だけのオリジナルチームを作れる「エディット」機能も用意されています。
メタファイト EX(SUNSOFT)
2000年に発売されたゲームボーイカラー用のアクションゲームであり、ファミコン用「超惑星戦記メタファイト」の続編です。
なおNSOでは「メタファイト」本編のほか、特別版「超惑星戦記 メタファイト クライマックスバージョン」も配信されています。
主役メカは、前作と同じく伝説の戦闘万能車両「メタル・アタッカー」。主人公のレオナルドははラムダ銀河の人類を救うためメタル・アタッカーに乗り込み、怪物達が出現した惑星シータに向かいます。
メタル・アタッカーは高いジャンプ力と丈夫な装甲を持ち、強力な砲撃により敵を蹴散らして惑星の謎を解き明かしていきます。狭い場所ではレオナルドが戦車を降りて生身で行動し、死の危険に晒されるスリルが大きな魅力となっています。