任天堂×スクエニ再び。『スーパーマリオRPG』リメイク11月17日発売、音楽の下村陽子氏も続投

ゲーム Nintendo
Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

  • X

著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

特集

任天堂は6月21日23時から配信された新作情報番組Nintendo Direct 2023.6.21にて、「スーパーマリオRPG」リメイク版を11月17日に発売すると発表しました。

対応ハードは、もちろんNintendo Switch。すでにマイニンテンドーストア等にて、ダウンロード版およびパッケージ版の予約販売が始まっています。


スーパーマリオRPG|オンラインコード版
¥6,500
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
スーパーマリオRPG -Switch
¥6,578
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

元となるオリジナル版は、1996年にスーパーファミコン向けに発売された作品。マリオシリーズ初のRPGと位置づけられます。

本作のリメイクが驚きを呼んだ理由としては、オリジナル版が任天堂とスクウェア(当時)の共同開発だった事情もあるでしょう。アクションが得意な任天堂と、重厚なストーリーと凝ったRPGシステム作りに長けた大型コラボレーションは、反面ではコラボの再現が容易くないことを意味するはず。


それがリメイク版でも「NINTENDO/SQUARE ENIX」と両社の名前がクレジットされ、長年のファンは感動を禁じ得ないようです。「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」でのセフィロスやクラウド、ソラやドラクエ勇者の参戦が布石となっていたのかもしれません。

「スーパーマリオRPG」の魅力の1つは、王道を踏まえながらも、あえて定石を外していくこと。冒頭でもさらわれたピーチを助けるため、マリオがクッパ城に向かい、クッパを倒して一安心!と思いきや、異世界から見知らぬ敵が侵略。マロやジーノといった新たな味方のほか、ピーチそしてクッパまでもが冒険をともにする楽しみは本作ならではです。

ゲーム内容は、マリオお馴染みのジャンプアクションを使ったフィールドやダンジョンの探索×アクションコマンドによるバトル。

タイミング良くボタンを押すと敵からのダメージをゼロにしたり、全体攻撃をできたり、「チェイン」を繋げられたりと、「ファイナルファンタジー」シリーズを思わせるシステムが退屈さを吹き払います。

公式リリースでは「グラフィックを一新して」とのことでストーリーはそのままだと示唆していますが、果たして当時のまま再現できるのかも注目点。

ベッドで眠っている「メトロイド」主人公のサムスに話しかけると「オモロイド」と答えたり任天堂ゲームやFFをネタにしたものは「昔のCMパロディが今の子供に分かるのか?」という程度で済みますが、「逃げちゃダメだ…逃げちゃダメだ」など当時放映されていたアニメ関連等の際どいネタの扱いがどうなるかは興味深いところです。

また、オリジナル版で大好評のBGMを担当した下村陽子氏が、今作でも続投していることがご本人から表明されています。



スーパーマリオRPG|オンラインコード版
¥6,500
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《Kiyoshi Tane》
Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

  • X

著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

特集

BECOME A MEMBER

『テクノエッジ アルファ』会員募集中

最新テック・ガジェット情報コミュニティ『テクノエッジ アルファ』を開設しました。会員専用Discrodサーバ参加権やイベント招待、会員限定コンテンツなど特典多数です。