TwitterのマスクとMetaのザッカーバーグが殴り合いで決着。ラスベガスで金網デスマッチに両者乗り気

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Munenori Taniguchi

Munenori Taniguchi

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Twitterのオーナー、イーロン・マスク氏は、FacebookやInstagramを運営するMetaのマーク・ザッカーバーグ氏に対し、ラスベガスでの金網デスマッチを申し込みました。

きっかけは、International Blockchain Consulting GroupのCEOであるMario Nawfal氏が「META、「Twitterのライバル」THREADSをリリースへ (冗談抜きで!)」と題した長文ツイートを投稿したこと。

このツイートでNawfal氏は「MetaによるTwitter風サービスはコード名Project 92と呼ばれ、公開されるときの名称は『Threads』になるとの噂だ」とし、「Metaの最高製品責任者(CPO)を務めるChris Cox氏が、Project 92(Threads)を『Twitterへの回答』と表現し、Instagramユーザーが、この新SNSに対してユーザー情報やフォロワーなどを転送できるようになると述べた」と主張しました。

MetaがProject 92と呼ばれるTwitter風の新SNSを開発しているという話は、早くから噂されていたことでもあり、特に驚きもありません。

ただ、マスク氏がこのCox氏の発言に関するツイートに反応したところ、マスク氏のフォロワーから「気をつけたほうがいいよ。ザッカーバーグはいま柔術をやっているらしいから」とのコメントが届きました。

マスク氏はそれに対して「ヤツがやる気ならケージマッチに向けてアップするよ(笑)」と返しました。ケージマッチとは、総合格闘技でよく見る、周囲を金網で囲んだリングでの試合のこと。日本人には「金網デスマッチ」と表現する方が想像しやすいかもしれません

その後マスク氏は、自身のケージマッチ発言に対しザッカーバーグ氏が「(試合)場所を送れ」とInstagramで反応していることを知り、「Vegas Octagon」と答えています。これはUFCファイトナイトが開催されるラスベガスの八角形リングのこと。

The VergeはMetaのMetaの広報担当者Iska Saric氏が、この件についてザッカーバーグ氏が本気であることを認めたと伝えました

上で触れたとおり、ザッカーバーグ氏は最近ブラジリアン柔術に熱心で、著名なトレーナーであるデイブ・カマリロ氏のもと鍛練を重ね、5月にはカリフォルニアの柔術大会でメダルも獲得するなど、すでにコンディションは万全といえそうです。

一方、マスク氏といえば、体格は良いものの、以前パパラッチに撮られた写真から想像する分には、運動不足感は否めません。マスク氏がMetaのTwitter風SNSのことを快く思っていないことは間違いありませんが、現実に拳を交えるとなると、年齢差を考えても分が悪そうです。

マスク氏は、ザッカーバーグ氏が本気と知るや、やや日和ったのか「私には必殺技『ザ・セイウチ』がある。相手の上に横たわって何もさせないんだ」だとか、「子供たちを抱き上げて空中に投げる以外は、ほとんど運動をしないね」などと茶化すツイートも繰り出し始めています。

ちなみに、SNS界隈ではマスク vs ザックの試合に関して結果予想をしたり、敗者への罰ゲームとしてマスク氏が負けたらTwitterでモデレーションを再開 / ザッカーバーグ氏が負けたらStarshipで火星へ行くことを提案したり、試合の解説には陰謀論ポッドキャストで著名なジョー・ローガンを呼んで欲しいなどと、この話題に関する様々なコメントで人々が楽しんでいます。

真面目に考えれば、両者ともに巨大企業のトップとして常に身辺警護を置くなど株主に対して責任を持つ身であり、仮に本気で両者が試合をしたがったとしても実現には極めて高いハードルがあると思われます。

とはいえ実際に試合をしなくても、投稿や世間へのアピールを通じて注目を集め、プラットフォーム上での会話を促進し、広告をたくさん表示するという点に関しては、マスク氏もザッカーバーグ氏もすでに勝者かもしれません。




《Munenori Taniguchi》
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