株式会社ポケモンは、睡眠アプリ『Pokémon Sleep』 (ポケモン スリープ)を7月20日に iOS / Android向けに配信します。
ポケモン スリープは「朝起きるのが楽しみになる睡眠ゲームアプリ」。いねむりポケモンのカビゴンとともに、ポケモンの睡眠を研究するネロリ博士を手伝うという建付けで、プレーヤーの睡眠をスマホや新アクセサリ『Pokémon GO Plus+』(ポケモンGOプラス+)で計測し、内容に応じて集まるポケモンの『寝顔』を集め『寝顔図鑑』の完成を目指します。
健康のため睡眠状態をトラッキングする方法には、従来からApple Watch や各社スマートバンドを腕につける、非接触モーションセンサを搭載した Google Nest Hub を枕元に置く等々の方法がありました。
ポケモンスリープでは、アプリを起動したままのスマホを枕元やベッドに伏せて置くだけで、振動から身動きや寝返り、音でいびきや歯ぎしり等を取得して、眠りの深さやステージを計測・分析します。
アプリを起動し続けて計測するため、電源に接続しておく必要があります。画面は自動で暗くなり省電力動作する仕組み。
ポケモンGOの新アクセサリ『Pokemon GO Plus+』があれば、眠る前にボタンを押して枕元に置くことでスマホを使わず計測できます。
プレーヤーの睡眠計測と収集をどう(やっても無理矢理になるとはいえ)つなげるかには、いねむりポケモンのカビゴンが主役のギミックとして登場。
カビゴンのエナジーと、プレーヤーの睡眠スコアを掛け合わせたものが「ねむけパワー」(??)になり、ポケモンが集まる仕組みです。
プレーヤーは日中にきのみを与える等でカビゴンのエナジーを高め、規則正しく睡眠をとることで高い「ねむけパワー」を目指し、多くのポケモンと寝顔を収集してゆくことが目的になります。
睡眠計測は「よく眠る」だけでなく、ステージと質によって「すやすや」「ぐっすり」「うとうと」の種類があり、対応したポケモンが集まる仕組みもあります。
なお、そのものズバリの名前なのに主演に選ばれていないポケモンがいますが、スリープは特性「ふみん」でそもそも眠らないため、健康な睡眠習慣アプリには圧倒的に不適格。人の夢を喰らって生きる生態のため、普段から寝ているカビゴンに譲るのも致し方ないところです。
睡眠のタイプによって集まるポケモンが変わる仕組みから、不眠症に悩むプレーヤーはせめて「ふみん」ポケモンでも収集できればとも思いますが、それはそれで「効率的に寝顔図鑑を埋めるためまず一週間寝ずに過ごします!」的な攻略を招きかねないのが難しいところです。「うとうと」系統が足りなくても小刻みにタイマーをスヌーズして睡眠ステージを操作するのはやめましょう。
Pokémon Sleep - Google Play のアプリ