YouTubeは米国におけるYouTube Premiumの月額利用料を11.99ドルから13.99ドルに値上げしました。年間サブスクリプションは20ドル増加して139.99ドルになっています(月額払いに比べ27.89ドル安)。今回の値上げは事前の告知なく行われました。
また、YouTube Music Premiumもやはり予告なく値上げされており、こちらは月額9.99ドルから月額10.99ドルになっています。これはApple MusicやAmazon Musicなどの価格設定の変更に追随した格好とも言えます。なお、Spotifyはいまのところ月額9.99ドルを維持していますが、ダニエル・エクCEOは値上げの用意があることを明らかにしていました。
なお、予告がないままの料金値上げになったため、既存のPremiumユーザーに対する月額の請求額が現状を維持するのか、変更どおりの値上げになるのかははっきりしていません。
以前、YouTubeは「YouTube Red」から「YouTube Premium」にブランド変更した際、YouTube Red登録ユーザーには従来の価格を維持したままサービスを提供していました。これは現在も続いている措置です。
しかし、昨年10月にYouTube Premiumファミリープランの価格を引き上げた際は、それよりも前からファミリープランを使用していたユーザーにも新価格がすぐに適用されていました。
YouTube Premiumは動画再生時の広告表示を無くすほかにも、オフライン視聴やバックグラウンド再生などの機能が提供されます。動画の再生前や再生中に挿入される広告を許容するか、毎月13.99ドル(約2000円)を払うかはユーザーの自由です。
ちなみに、日本でのYouTube Premiumは記事執筆時点では月額1180円で変わっていませんが、米国のようにいつ価格が変わってもおかしくないと思っておくべきかもしれません。