AYANEOは11月10日、同社のゲーミングUMPCや周辺機器の新しいコンセプトとなるAYANEO REMAKEを発表しました。
AYANEOは従来から、一部製品に古いPCやゲーム機を彷彿とさせる「Retro」カラーを採用していましたが、AYANEO REMAKEは、こうしたレトロカルチャーへのオマージュをアップグレードするコンセプト。
このAYANEO REMAKEコンセプトに基づいて作られた製品としては、すでに発表済みで11月下旬にIndiegogoでキャンペーンが開始されるAYANEO SLIDEが第1弾となります。
Ryzen 7 7840Uを搭載したゲーミングUMPCで、6インチ液晶をスライドするとキーボードが現れるのが特徴です。
その後には、外観のみ9月に公開されていたAYANEO FLIP KBも続きます。これは当初、AYANEO FLIPとして公開されていた端末で、名前の通りにディスプレイを開くフリップ式となっています。
そしてもう1台、派生端末としてAYANEO FLIP DSも発表されています。こちらはキーボードの変わりにサブディスプレイを搭載したデュアルスクリーン仕様です。
どちらの端末も仕様の詳細は公開されていませんが、約2か月以内に正式に発表できる予定とのことです。
また、新しい製品ラインアップとして、AYANEO Retro Mini PCシリーズが登場します。こちらも外観が公開されているのみで詳細は不明ですが、歴史を作ってきた象徴的な製品を再定義するシリーズとのことです。
第一弾となるRetro Mini PC AM01は、Macintoshに敬意を表したデザインとなっています。
プロセッサのバージョンも複数用意され、構成はカスタマイズが可能。プレーヤーの多様なニーズに応えるとしています。AM01は11月中旬から下旬に正式リリースの予定です。
第2弾のAM02は、「クラシックなコンソールへのオマージュ」とのことで、ファミリーコンピューターの海外版であるNESを模したものになっています。
AM01とは違い、時計などを表示できるサブディスプレイを備えるほか、カセットスロット部にUSBポートと3.5mmジャックが隠されているとのことです。
このほか、外観はチラ見せされている程度ですが、レトロなハンドヘルドコンソールだというAYANEO Pocket DMGも予告されています。
伝統的な縦型ハンドヘルドコンソールからインスピレーションを得たとのことで、ゲームボーイのような端末になるようです。今後、ビンテージゲーム愛好家が満足できるような新しい製品ラインアップを「AYANEO Pocket」シリーズとして展開していく予定としています。
最後に、周辺機器としてモバイルバッテリーの「AYANEO Retro Power Bank」も公開されています。スーパーファミコン(Super NES)をモチーフにしたモバイルバッテリーで、バッテリー残量を表示するディスプレイが搭載されています。
リリース時期などは不明ですが、今後もレトロをテーマにしたアクセサリーを多数リリースしていく予定とのことです。