アマゾンジャパンは11月16日、目の動きでAlexaを操作できる機能「Alexaを視線で操作」がFire Max 11で利用可能になったと発表しました。
この機能、米国では9月に発表されていたもの。Fire Max 11のフロントカメラで利用者の視線を追跡し、タブレット上に表示される複数のタイルの中から特定のタイルを選択できるようになります。これにより、Alexaを通じて音楽やビデオなどのエンターテイメントコンテンツの再生やニュースの読み上げ、事前に設定した定型アクションの実行、スマートホーム製品の制御などを行えます。
Fire Max 11で「Alexaを視線で操作」を有効(「設定」>「Alexa」>「Alexaを視線で操作」)にし、説明にしたがって視線追跡機能の調整(キャリブレーション)を行うことで利用可能になります。初期設定では天気やニュースの読み上げ、音楽の再生など10個のタイルが表示されますが、好みのアクションを追加したり、指定した文字を読み上げるタイルを作成したりすることが可能です。
ただし、新たなタイルを作成、追加するためには手での操作が必要となります。また、Fire Max 11との距離は50~60cmで、メガネをかけた状態では性能が落ちる場合があるとしています。
言語障害や運動障害がある人でもAlexaの操作が簡単に行えるようになるアクセシビリティ機能で、Fire Max 11のすべての機能を目線だけで利用できるわけではありません。健常者が使うことはそうそうない機能ではありますが、両手がふさがっていて、夜間あるいは周りに人がいて声で操作も難しいといった状況が度々あるなら役立つかもしれません。