『Starfield』発売わずか3か月で1200万人プレイヤーを達成。目標は『Skyrim』の6000万

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Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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マイクロソフトのXbox部門トップであるフィル・スペンサー氏は、宇宙探索RPG『Starfield』(スターフィールド)が、1200万人プレイヤーを達成したと発表しました。これは、本作の“発進”からわずか3か月後のことです。


これは、ブラジルで開催されたエンタメの祭典CCXP(Comic Con Experience)にて明らかになったことです。スペンサー氏は「『Starfield』は素晴らしい出来です」としつつ「昨年の今頃、私は『Starfield』をプレイしてました(中略)プレイを止められなかった事実から、かなり特別なゲームになるだろうと分かっていました」と自らの体験を語っています。

本作は定額制ゲームサービスXboxゲームパスでもプレイできますが、スペンサー氏は単品で購入した人との割合については言及していません。が、米国での9月のゲーム売上トップに輝いたことや、サティア・ナデラCEOが「発売日に、1日に追加されたゲームパスの契約数につき史上最多記録を打ち立てた」と述べていたことが、人気の凄まじさを物語っています。

本作を開発したベセスダ・ソフトワークスは、すでに2回もゲーム史に残るヒットを記録しています。1つは『Fallout 4』の約2500万本で、もう1つの『The Elder Scrolls 5: Skyrim』は約6000万本。それらは、マイクロソフト社内から流出した文書やディレクターのトッド・ハワード氏の発言から分かっています。

スペンサー氏は『Starfield』で『Skyrim』級の成功を予感しているかと訊かれ、単に「それが目標です」とだけ答えています。さらに、今後は拡張コンテンツ『SHATTERED SPACE』や公式Modサポートを通じてゲームの長寿命化を目指すとのことです。

たしかに、10年以上にわたり『Skyrim』人気が衰えないのは、ファン達が新たな面白さや世界の広がりを付け足せるModのおかげでしょう。『Starfield』は10年後も根強い支持を集めて、『Skyrim』をも超えていくのかもしれません。

そもそもマイクロソフトがベセスダの親会社であるZeniMax Mediaを買収した理由の1つは、『Starfield』がゲーム機ではプレイステーション独占になる可能性を阻止するためだったとスペンサー氏は語っていました。それが、狙い通りに報われたと言えそうです。




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《Kiyoshi Tane》
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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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