Twitterから生まれた分散型SNSのBlueskyが、青い蝶をデザインした新しいロゴマークを公開しました。さらに、以前予告していたログインなしにプラットフォームを閲覧可能にする機能アップデートも利用可能になっています。
新しいロゴデザインが青い蝶になった理由について、Blueskyは「早い段階で、人々がBlueskyハンドルを示すために蝶の絵文字を自然に使用していることに気づいた」と述べ、「この蝶は、ソーシャルメディアを新しいものに変えるという私たちの使命を物語っている」としています。
一方、プラットフォームをログインなしに閲覧可能にする機能では、投稿だけでなくプロフィールやユーザーの検索などがログインせずに可能になり、投稿をBlueskyユーザー以外の人に共有できるようになっています。
もし、自分の投稿やプロフィールなどをログアウト状態の人から見えなくしたい場合は、メニューから設定できます。
ただし、その設定はユーザーの活動がフォロワー以外に見えない、いわゆるカギ垢になるのではなく、単に「BlueskyアプリとBlueskyのウェブサイトでのコンテンツの表示を制限するだけ」だとBlueskyは説明しています。もし他のサービスやアプリがBlueskyサービスを参照する場合は、この設定は機能しない可能性もあるとのことです。
なぜこのような挙動になっているのかに関しては「Bluesky はオープンでパブリックなネットワーク」であり、「Bluesky に関する投稿は常に開発者ツールやその他のアプリを通じて公開されてきた」からだとBlueskyは説明しています。なお、今回のアップデートには複数の不具合など問題の修正も含まれています。
Twitter代替SNSとしてはThreadsが開始当初から多くのユーザーを獲得し、最近では分散SNSプロトコルのActivityPubへの対応を進めています。
Blueskyは誰でもサーバを建てて連携できる分散型のSNSとしてプロトコルを開発・試験している段階であり、急激な流入を防ぐためいまだ招待制を維持していますが、先月にはユーザー数が200万人を突破したと発表しており、着実にその規模を大きくしています。