Amazon Primeビデオ、有料会員でも広告挿入へ。追加料金で非表示、1月から各国で導入予定

カルチャー Film / TV
山本竜也

20年務めた会社を辞めて、ガジェットなど好きなことをブログなどに書いて生きています。

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Amazon.comは、有料Prime会員向け動画サービスPrime Videoに来年1月から広告を挿入するとともに、追加料金で非表示にするオプションPrime Video Ad Freeを提供すると発表しました。

Amazon Primeビデオの番組や映画に広告を表示することは9月に発表済みですが、米国での開始は2024年1月29日からになります。

米AmazonがPrime会員向けメールの中で明らかにしたもので、「1月29日からPrimeビデオの映画とテレビ番組に限定的な広告が含まれるようになる」とのこと。これにより、「魅力的なコンテンツへの投資を継続し、長期にわたってその投資を増やし続けることが可能になる」としています。

どのような広告が表示されるのかはまだわかりませんが、その量に関しては「リニア TV(従来のテレビ放送) や他のストリーミング TV プロバイダーよりも広告を大幅に減らすことを目指しています」と述べています。なお、当然ながらレンタルや購入したコンテンツには広告は含まれません。

また、広告を表示したくないという場合には、月額2.99ドルで広告なしオプションも提供する予定です。ただし、広告なしオプションを契約しても、スポーツなどのライブイベントやAmazon Freevee を通じて提供されるコンテンツには引き続き広告が表示されます。

▲米Amazonのヘルプに1月29日から広告が表示されると記載されています

NetflixやDisney+、Huluなどは、広告が表示される代わりに従来よりも安価なプランを導入していますが、Amazon Primeビデオの場合は追加料金を支払わなければ広告が表示されるということで、実質的な値上げとなっています。

ただ、Amazon Primeは各種のサービスがセットになっているため、加入はしているもののPrimeビデオはほとんど視聴しない加入者にとっては、今回の方式のほうが助かると感じるかもしれません。なお、PrimeビデオはAmazon Primeに加入しなくても、月額8.99ドルで個別に加入可能です。

広告表示は2024年初めに米国、英国、ドイツ、カナダで導入され、その後にフランス、イタリア、スペイン、メキシコ、オーストラリアに拡大予定。いまのところ、日本での導入に関しては情報がありません。

Amazon Prime Videoチャンネル

《山本竜也》
山本竜也

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