Google最高峰AIモデル「Gemini Ultra」解禁。月額2900円のGoogle One新プラン「AIプレミアム」で提供開始

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Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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Googleは自社開発したAIモデルの最高峰「Gemini Ultra」の提供を開始しました。あわせて、対話型AIサービスの名前を「Bard」から「Gemini」に変更します。

「Bard」から「Gemini」へ

同社はGeminiを、昨年12月初めに正式発表しました。あらゆる用途に対応すべく、Gemini Ultra、Gemini Pro、Gemini Nanoの3種類のモデルが存在します。


今回、これまでの「Bard」も「Gemini」へと呼称を変更。対話型サービスとAIモデルのブランド名を統一します。

Googleは「GeminiがGoogle の最も高性能な AI モデルであり、この核となる高度なテクノロジーが反映された製品であることを明確にお伝えするため」と説明しています。

対話型AIサービスのうち無料版のGeminiは、Gemini Pro 1.0モデルを搭載し、引き続き40 以上の言語、230 以上の国と地域で利用できます。

Gemini Ultraが使える新プラン「Google One AI プレミアム」は月額2900円

そして新たに、「Gemini Advanced(英語版のみ)」の提供も開始します。昨年末からGemini ProとGemini Nanoは提供済みですが、最高峰の「Gemini Ultra」は2024年に「Bard Advanced」のプレビューに搭載すると予告していました。

その「Bard Advanced」の正式名称が「Gemini Advanced」となり、Gemini Ultraの初期モデルとなる「Ultra 1.0」を搭載しています。

現時点でのGemini Advanced は、コーディングや論理的推論、ニュアンスを含んだ指示の理解、クリエイティブなプロジェクトでの共同作業など、複雑なタスクの能力が大幅に向上。

より長く、より詳細な会話が可能になる一方、以前に質問したコンテキストに基づいた質問への理解能力も向上したと謳います。

さらに今後も新機能の追加を予定しており、拡張されたマルチモーダル機能や、よりインタラクティブなコーディング機能、より深いデータ分析機能などが予告済みです。

Gemini Advancedは、すでに日本を含む150 以上の国と地域で英語版を提供しています。利用可能言語は、順次拡大する予定です。

実際の利用は、新設された有料プラン「Google One AI プレミアム」として、日本では月額2900円として提供します。

このプランは2か月の無料トライアルも用意されている上に、2TBのストレージほかGoogle One プレミアムプラン(月額1300円)の特典すべてを含んでいます。すでにプレミアムプランに加入していれば、プラス1600円/月でAI機能が付いてくることになります。

さらに、まもなくGmailやGoogle ドキュメント、Google スライド、Google スプレッドシートなどでGeminを提供開始の予定です。

文書作成であれば原案から仕上げまでサポート、スライドならいくつかの単語だけでオリジナル画像を作成するなど、Gemini はGoogle の各サービスやアプリにわたってユーザーを支援する役割になります。

《Kiyoshi Tane》
Kiyoshi Tane

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フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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